吸血鬼にさせられた少女【約束のネバーランド】 (ページ17)

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１６話ページ17

「誰がいるのか？」

知らない声に、私たちは咄嗟に車の下に隠れた。

身体の震えが止まらない。

｢おい、今声がしなかったか？｣

｢気のせいだろ。｣

｢野良猫なら食ったのに…｣

｢お前猫なんて食うのかよ…｣

車の下から、そっと外を覗くと……
そこに居たのは……
想像していたものは全く違うものがいた。

私は、シェリーに「喋っちゃダメ」ってジェスチャーをした。

そして、シェリーはコクンと頷く。

｢旨そうだなァ…やっぱり人間の肉が1番だ。｣

人間の肉？

人型の怪物？

ノーマン｢……食人鬼…｣

A「しっ………」

私は、喋られないようにした。

息のしてないコニーの身体を鬼は、瓶の中に入れた。

｢指の先だけでもダメかなぁ。｣

｢馬鹿。

大事な商品だぞ。

俺たちごときに手の届く代物じゃない。

この農園の人肉は、全部金持ち向けの高級品なんだぜ。｣