吸血鬼にさせられた少女【約束のネバーランド】 (ページ2)

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０１話ページ2

Aside

母と慕う彼女は親ではない。

共に暮らす彼らは兄弟ではない。

ここ、グレイス=フィールドハウスは孤児院。

私は、孤児。

エマ「みんな〜！！

起きて〜！

朝ご飯、遅れるよ〜！！」

私は、エマの声で起きた。

エマ「おっはよー！！

A！」

A「おはよう、エマ。」

廊下でばったり会ったエマ。

背中にはフィルをおんぶしていた。

私は、シェリーを抱え直す。

エマは朝から元気なんだから……

A「そんな走ってるとこけちゃうよー？」

エマ「大丈夫大丈夫！」

エマは、走って食堂へと向かう。

私は、そんなエマに後を追いかけるように、ゆっくり食堂へと歩く。

食堂へ着くとゆっくりシェリーを降ろす。

でもシェリーはまだと言うように、抱っこをせがむ。

A「だーめ。

ほら、一緒に準備しよ？」

シェリーは頬を膨らますけれど、素直に準備してくれる。

そんな、シェリーの頭を撫でた。

ノーマン「おはよう、A。」

レイ「おはよ、A。」

するとレイとノーマンが両隣から話してくる。