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６８話 ページ19
イベット
ついに公演当日がやって来た。
前座は研究生全員で『主なきその声』を歌い、全員のキララが頭上で光り輝きファンは歓声を上げている。
藍花星で研究生が行った光溢れたライブがファンから”奇跡のライブ”と呼ばれていて、注目が集まり人気が上昇していた。
前座を終えた研究生が舞台袖に退場すると、ステージのライトがすべて消えた。
Aのこれまでのレッスンやライブ時の映像が流れるスクリーンのみ明るく光っている。
A「本日は、Aの襲名披露公演、『完璧の姫』お越しいただき誠にありがとうございます。」
Aのマイクを通しての声が響き、観客からざわめきが起こる。
A「こんなにもたくさんの人がお集まりいただき、私は本当に幸せです。
私は、約ネバ星の人間で…"鬼"に食べられる運命を背負って、つまり…「食用児」として今まで生きてきました。
私以外にもたくさんの「食用児」がたくさんいます。
そこには、私の家族もいます。
血は、繋がっていないけれど……
本当の兄弟として今まで過ごしてきました。」
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作者名：AYANE | 作成日時：2024年3月23日 14時
