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０８話 ページ9
すると……
レイ「…………」
A「…レイ？」
レイは黙ったまんまで、椅子に座ったまんま。
床に顔を向けてたから、どんな顔か分かんなかった。
エマ「ほらレイ、なんかいいなよ。」
レイ「…おめ、でとう…」
レイは、頑なになりながらそう言った。
レイらしくもない、私はそう思ったけれど、ニコッと笑った。
A「ありがとう。」
10年間一緒だった。
だから離れることはとても辛い。
腕にいるシェリーは、泣き疲れ眠ってしまった。
イザベラ「さあ、夕飯を食べましょ。
コニーと一緒に過ごせる最後の夕飯よ。」
A「ママ…シェリー、泣き疲れて寝ちゃったけど……
どうすれば良い？」
イザベラ「あらあら。」
その言葉にみんな席へ座る。
暖かい料理は、なぜか今日だけ……
冷たく感じた。
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作者名：AYANE | 作成日時：2024年3月22日 15時
