騙された ページ21
地味に隠れるように座りながらファンミは終わった
やっと帰れる…
A:ハァ〜…なんか疲れた。あゆみと裕太とこの後、夕飯食べに行く元気あるかな私
あゆみ夫妻と外食の約束をしていたのだ
「終わったよ。話す事が沢山あるけど、疲れた」
あゆみに終わったと連絡をいれた
(了解！とりあえずもうすぐ私達着くから、先に待ってるね)
返事もすぐあり
最後にスタッフとと言われた私は、先に会場を後にする人の流れを眺めていた
会場の人が少なくなってきて
早く私も出なきゃ、ウニョクに見つかる
そればかり考えるように…
少し焦り始めると
スタッフ:お待たせしました。一緒に…
と、声がかかり
やっと出れる…
A:お願いします
付いていくことに
A:あの…出口あっちじゃ？
スタッフ:さすがに同じ出口から出たら、警戒した意味ないですから
なるほど！それもそうか！
なんて納得した私がバカだった…
それからは黙って歩くスタッフさんの後ろを必死について歩く
裏口ってここから入っていくんだぁ…
呑気に考えていたら
A:イテッ！
スタッフさんが急に立ち止まり、ぶつかってしまう
A:どうかしたんですか？
裏口にだいぶ近づいたのか、スタッフ通路を歩いて来たのだが、人の姿もなくなっていて
スタッフ:フフフッ…
笑ったかと思うと…
A:………ふっ！？
いきなりキスが
いきなり塞がれた唇に、もちろん目を閉じるなんてしてなくて…
騙された…
私の唇を塞ぐその人は
ウニョク
だった…
早く出たいと焦っていた私は、迎えにきたスタッフさんの声なんて意識もしてなくて…
深く被ってるキャップにマスクなんて見慣れてるはずなのに気づく余裕なんてなくて…
A:ん〜！！
抵抗した私の手が被っていたキャップにあたり飛んで落ちる
ウニョク:だから逃さないって…
やっと唇が離れたかと思うと…
A:やっ！何を？！
今度はすぐさま後ろを向かされ壁に軽く押されたかと思うと
少し襟元が開いている形のシャツは簡単に右肩をずらされ
A:えっ！やだ！ウニョク！！
ウニョク:知らないでしょ？あの晩もここから付けたって
キスマークが付けられる
何が起きているのか分からないけど
完全に捕まってしまった…
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waka(プロフ) - 多かれ少なかれよく思わない人はいるよね(^_^;) (2020年12月25日 10時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優勇 | 作成日時：2020年9月8日 13時
