六十三話 ページ14
春高予選の決勝、接戦の末に優勝を果たして全国行きを手にした。
たった二行で済ませたけど俺は出てないし、ね。
クリスマスに年末年始も練習を費やして……今日の大晦日、俺は東京にいる。
というのも血縁は遠いけど祖父母のような付き合いがある親戚の家があって、一人で年末年始を過ごそうとしていた俺に『こっちに帰って来ないか』と誘いを受けたのだ。
春高は新年明けて数日後…ちょっと間が開くし直前の学校での練習は参加出来ないのは痛い。
けれど調整するくらいにしか練習しないらしいし、親戚もバレーに精通しているから自分で調整出来る環境もある。
監督には話を通して春高は現地集合、それで俺は一足先に東京へと来た。
それにしても寒いなぁ、と防寒と風邪予防とで付けたマスク越しでも感じる冷たい空気にぶるりと震える。
あぁでも去年の宮城の方が寒かったな、雪もたくさん積もったし…とぼんやり考えながら歩いていると着いた。
年末年始お世話になる家であると同時に、
「おおA。よく来たな」
俺が両親を亡くした今、保護者をしていただいている
___猫又育史さんの家。
「…お久しぶりでさぁ。年末年始お世話になりやす、育史さん」
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Flower(プロフ) - とても話の内容に入っていきやすくていいなと思いました!更新お待ちしてます! (2022年1月26日 20時) (レス) @page20 id: cd08cf8264 (このIDを非表示/違反報告)
切(プロフ) - 真柴白さん» コメありがとうございます!頑張ります〜! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 8b0e7e38fd (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 更新待ってます★才能が有るって良いですよね(^∇^) (2021年1月30日 20時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:切 | 作成日時:2019年12月3日 21時