【文スト】愚図は唯疾走れ！！！！

虎の雑巾って豪華 ページ10

敦「此の侭お前が騒げば
お前の所為で太宰さんの作戦立案の
時間が水の泡になるぞ。
それでも良いのか？」

芥川「貴様等の雇い主が
何処に居るのか教えろ」

敦「僕はお前に
若干の恐怖を覚えたよ」


太宰の消費した時間を

無駄にしまいと

瞬時に

怒りを胸の内に抑える芥川


禿げた男「し、知らない！
俺達は唯金で…」

芥川「先ずは目玉から行くか」

禿げた男「本当だ！
雇い主の顔どころか、此処が
何の施設かも知らない！」


禿げた男は

慌てて芥川に主張する

中島は数秒の間考えた後

芥川に声を掛けた


敦「芥川。多分此の人が
云ってる事は本当だ。
犯罪者が大勢雇われた噂は
探偵社も掴んでる。其れに、
ドストエフスキーが
末端の見張りに重要情報を
与える筈がない」

芥川「ふんっ。駒ですらない、
使い捨ての雑兵か」


男二人を蔑む様な目で

見つめる芥川を

中島はじとりと睨んだ


敦「で、如何するんだよ
此の人達。
殺すのも放置も出来ないのに
攻撃して」

芥川「征く手を阻む者は
何人たりとも斬り捨てるのみ」

敦「おま、そういうとこだぞ！
芝刈り機みたいに
何でもかんでも攻撃して。
だから太宰さんに捨てられ
Aさんに全く褒めて
貰えないんだ」

芥川「何だと？」


芥川と中島は睨み合いをし

互いを脅し始める


芥川「貴様…殺されぬ身を
笠に着て…。任務の終了後、
虎の雑巾にしてやる」

敦「五月蝿い『わんちゃん』！
作戦後に殺す以外の芸を
仕込んでやる」

芥川「僕を其の肩書きで呼ぶな！！
もやし！！」

敦「もやしは其方だろ！」

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