芥樋は最高だと思うんだ ページ38
____ウイルス発症まで
あと十七時間
賢治「痛っ。いたたた！
流石はマフィアさんです！」
マフィアの楼閣
玄関口手前にて
マフィア構成員と
探偵社員の
宮沢
与謝野
谷崎
織田が対峙していた
構成員達は
機関銃で社員を撃つも
宮沢には全く効いていない
まるで
緩いボールを
投げられているようにしか
見えない
賢治「僕も頑張らないと！
どっこいせー！」
宮沢は地面の混凝土を
持ち上げ
構成員達を翻弄
どころか
気絶させた
処変わって裏路地
部下から
マフィア楼閣の
一階が突破されたという
報告を受け
自分も直ぐ加勢しに
いこうとした中原の前に
江戸川が立ちはだかる
乱歩「僕の推理では
君が混じると勝率が下がる。
て事で僕が足止め役だ」
中也「オイ、正気か？
確かアンタにゃ
戦闘能力は無え筈だぞ」
乱歩「でも君、前太宰に
負けたんでしょ？」
江戸川の挑発に
まんまと乗ってしまった中原は
異能を発動し
江戸川に殴り掛かる
が
中原の拳が中ったのは
元組合員の
エドガー・アラン・ポオによって
執筆された本だった
中原の拳は本の中へ
めり込んで行き
幾ら引っ張っても拳は抜けない
ポオの異能
『モルグ街の黒猫』__自分の執筆した本の中に相手を引きずり込む能力
が発動したのだろう
乱歩「登場人物は千人。
其の半分が殺人鬼。
異能の無い小説世界で
お互い死ななきゃ亦逢おう」
二人は本の中へと消え
路地裏には
一冊の本だけが残った
其の様子を双眼鏡で
見ていた男が一人
ポオ「乱歩君が
勝負がしたいと云うから
喜んで書いたのに…。
巧く利用さてしまったのである。
然しかの殺戮小説ならば
マフィア幹部も
乱歩君も脱出には
数日は掛かろう。
或いは両者作中死となり
我輩一人が栄光の勝利を…！
あ、乱歩君が万一
死んじゃったら如何しよう…」
同時刻
マフィア楼閣某階
樋口一葉は
黒外套を着た男に
話し掛けられた
樋口「芥川先輩。
何か御用ですか？」
芥川「用が無ければ話し掛けぬ。
来い。用は後で話す」
樋口「は、はい！」
芥川は
樋口の手を引き
或る室へ這入る
樋口は自分に話し掛けた芥川に
何時もは手を引かないのに…と
訝しむも
好いている人に手を掴まれ
疑いの心は
混乱に打ち消された
芥川達が這入ったのは
人気の無い
暗いコンピューター室
芥川は突然振り返り
樋口の背後にある
扉の鍵をガチャリと閉める
樋口「あ、芥川先輩！？」
芥川「静かにしろ一葉」
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雨林(プロフ) - sakiさん» い、一番好きだなンて嬉しいぜ！お目出度うコメントと有難なby中原 (2022年5月2日 0時) (
レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - あわわ……一番好きな作者様です……！！！！続編おめでとうございます(*´ω｀*)これからも無理せず更新頑張ってください💪 (2022年5月1日 22時) (レス) id: b490b17036 (このIDを非表示/違反報告)
雨林(プロフ) - メロさん» コメント有難う御座います！更新頑張りますby中島 (2022年5月1日 11時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 続編おめでとう！！！✨これからも更新頑張って！！応援してるよ！！✨ (2022年5月1日 11時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨林 x他1人 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs risa1
作成日時：2022年5月1日 11時
