普通の出逢い方 ページ32
国木田「此処がウイルス異能者、
プシュキンの隠れ家だ」
国木田と中島がやって来たのは
或る貧民街
廃れた建物の屋上から
二人を見る子供が
ポツポツと居る
国木田「半月前に、欧州の
異能犯罪者収容所“ムルソー”から
脱走。〈死の家の鼠〉の手引きで
故郷である此の近辺に潜伏している、
其れが乱歩さんの推理だ」
敦「ヨコハマの貧民街が故郷？
海外異能者なのに？」
国木田「生まれは海外、育ちは此処だ。
異能犯罪者の坩堝である此の街では、
そう珍しくない。
時間は無い、若し俺達が共喰いを
止められなければ、
マフィア説得に残った谷崎が消される」
敦「…そういえば、Aさんは
如何なってるんでしょう…？
ドジ発動して僕達と一緒に
来れてませんでしたが…」
国木田「マフィアに捕まってるんだろうが、
Aの事でマフィアからの言及は無いから
判らん」
目的地に着いた
中島達
国木田は銃を構え
地下へ続く階段を下りていく
地下の奥先からは
物音が聞こえて来る
中島達が来たのが
相手に暴露たのだろう
階段を下りた先にある
扉を開くと
調理器具に
未だ暖かい回鍋肉が床に散乱していた
それと
床に
蓋の開いた隠し通路が一つ
その隠し通路を
梯子を使い降りると
逃亡用であろう
地下隧道に繋がっていた
国木田「奴だ！」
疾走る標的を捉えた中島は
手脚を虎化させ
地面を蹴る
虎の速さなら
一瞬で標的を捕まえられる
筈だったのだが
国木田「待て敦！」
中島に向け一つの弾丸が飛んで来た
弾丸は既に中島の顔面近くにあり
避け切れない
敦「ッ！？」
______
___________
芥川「そういや、
Aと中也さんは
どの様に出逢いを果たしたので？」
「んぇ？何でそんな事気になんの？」
芥川「Aの事だ、
普通の出逢い方を人とした事ないだろう
と思ってな」
「それって貶してる？」
芥川「貶してる以外他ないだろう」
「Aちゃん泣きそう」
なら俺が慰めてやるよ！
と
私を抱き締めようとする
下心丸出しの中也は蹴飛ばし
簡単に
中也との出逢いを説明する事に
「アレは…今から
一、二…六年前？の事だったかな。
太宰と一緒に任務遂行の為、
擂鉢街ってところに来た時」
中也「太宰と話す、
明るくて可愛いAに一目惚れした俺が
A達に突ッ掛かりに行ったのが
始まりだッたかな」
芥川「存外
普通の出逢い方をしている…だと！？」
twenty minutes remaining→←ヤンデレ進行度
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雨林(プロフ) - sakiさん» い、一番好きだなンて嬉しいぜ！お目出度うコメントと有難なby中原 (2022年5月2日 0時) (
レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - あわわ……一番好きな作者様です……！！！！続編おめでとうございます(*´ω｀*)これからも無理せず更新頑張ってください💪 (2022年5月1日 22時) (レス) id: b490b17036 (このIDを非表示/違反報告)
雨林(プロフ) - メロさん» コメント有難う御座います！更新頑張りますby中島 (2022年5月1日 11時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 続編おめでとう！！！✨これからも更新頑張って！！応援してるよ！！✨ (2022年5月1日 11時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨林 x他1人 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs risa1
作成日時：2022年5月1日 11時
