して呉れたら ページ23
エリス「またお洋服屋さん？
十五軒目よ？」
森「車で直ぐだから。
着てくれたら私は死んでもいい！」
エリス「っもう。
行けばいいんでしょ！」
エリスはむうっと
頬を膨らませ
ツカツカと靴音を鳴らしながら
黒光りする
高級そうな車に乗り込む
森はその様子を
微笑ましそうに眺めている
『……首領』
森「ん？あぁ、何？」
『例の罠は手筈通りに？」
森「嗚呼。奴は直、
次の殺しをする。其処を狙おう」
両手に抱えていた
服の入った紙袋を後部座席に乗せ
森はエリスの乗る車に乗り込み
扉を閉める
其れと同時に
森とエリスの乗る車は
大爆発を起こした
其れを上空から眺める男が一人
宙に浮いていた
男は赤色の
右目に
細い十字線の入った仮面をつけ
ボロボロの黒褐色の布を纏っている
探偵社社長
福沢諭吉を襲った
仮面の暗殺者だった
______
_______________
私と太宰は探偵社を出て
社長の襲われたという
路地裏までやって来た
路地裏には
大きな血溜まりが広がっている
太宰はその
大きな血溜まりの前に跼み
人差し指で血に触れた
「何か判った？」
太宰「…一寸考えさせて。
此れが社長が最初に見た血溜まり…。
行き止まりからの襲撃。
宙を踏んで歩く異能…。
成る程ね。犯人が判ったよ。A」
「もう犯人が判ったの！？
早くね！？」
太宰「ふふん。
此の太宰治にかかれば犯人の特定なんて、
数秒で出来てしまうのだよッ。
だから褒めて？ねえねえ褒めて？
褒めて呉れたら
Aに接吻してあげるからさ」
顎に手を当て
ドヤ顔をキメる太宰
可愛…いかも知れない
「最後のヤツ
唯の自分の願望だろ。
最後のが無かったら、治君は凄いねえって
褒めてあげようと思ったのに。
太宰「前言撤回する！
前言撤回するから！」
「なら…
褒めてやらん事もなくもなくも
なくもなくもない」
太宰「なくもを四回云って呉れたって事は
褒めて呉れるんだねッ。おっしゃぁ！」
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雨林(プロフ) - sakiさん» い、一番好きだなンて嬉しいぜ！お目出度うコメントと有難なby中原 (2022年5月2日 0時) (
レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - あわわ……一番好きな作者様です……！！！！続編おめでとうございます(*´ω｀*)これからも無理せず更新頑張ってください💪 (2022年5月1日 22時) (レス) id: b490b17036 (このIDを非表示/違反報告)
雨林(プロフ) - メロさん» コメント有難う御座います！更新頑張りますby中島 (2022年5月1日 11時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 続編おめでとう！！！✨これからも更新頑張って！！応援してるよ！！✨ (2022年5月1日 11時) (レス) id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨林 x他1人 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs risa1
作成日時：2022年5月1日 11時
