ヨコハマの三大宗教：湯豆腐教・茶漬け教・咖哩教 ページ10
誰かの物かは判らないが
灰色の車を拝借し
探偵社から離れる
運転は織田作が担当している
助手席には私
後部座席に鏡花ちゃんと
敦君が座っている
敦「国木田さん。大丈夫ですよね…？」
織田「今の俺達にとっての最優先事項は
澁澤龍彦の排除だ。
其れに、国木田は直ぐ殺られる程柔じゃない」
敦「で、すよね。
…澁澤龍彦。どんな人なんでしょうか」
「気になる？気になっちゃう？」
敦「ウッザ」
「エェ！？」
鏡花「澁澤の事を知ってるの？」
「数年前に逢った事があってね。
ね！織田作」
織田「嗚呼。そうだな」
「此の世の凡てに退屈してる人かな、
一言で云い表すなら」
敦「其れは茶漬けを食べる事にも
退屈してるって事ですか！？」
鏡花「湯豆腐にも！？」
「其れは判らないけど…」
___
___________
澁澤「太宰君。そんな物を見ていて
退屈ではないか」
骸砦の硝子越しに
地面を見下げる太宰の服装は
普段のモノとは変わっており
純白の外套に
内衣
ズボンを着ていて
左側の横髪を耳に掛けている
室の中央に三つの椅子が
テヱブルを囲むように置いている
テヱブルの上には
銀皿に幾つかの林檎が入っていて
銀短刀が刺さっている
林檎の上には頭蓋骨が置かれていた
太宰「退屈？」
澁澤「嗚呼。一面の白と虚無。ざらつきしかない世界。
今夜、ヨコハマの凡ての異能が私のモノになるだろう。
私の頭脳を超え、予想を覆す者は今回も現れない。
実に退屈だ」
太宰「私も昔、同じように退屈していたよ」
澁澤「如何乗り越えた？」
太宰「口で云うよりやってみた方が早い」
コツコツと靴音を鳴らし
太宰は椅子に座った
太宰「現に君は今私の真意が判らない。
君に協力しているのか、
利用して裏切る気なのかも」
澁澤「フッ。読めないと思っているのは君だけだ」
太宰「矢張り君には救済が必要だね」
澁澤「誰が此の私を救済出来ると云うのかね」
太宰「さあ？
茶漬け信者かも知れないし、
阿呆な女かも知れない」
澁澤「仮令が特殊過ぎやしないかね」
ドス「ぼくに云わせれば、
お二人共真意は筒抜けです」
太宰と同じく
フョードルは普段の服装とは異なり
白い外套を着ている
フョードルが来た瞬間
太宰と澁澤は顔を顰めた
太宰「折角楽しく話してたのに、
急に話に割り込んで来ないでよ」
澁澤「空気というモノを読めないのか？君は」
ドス「何で喋っただけでこんなに
ボロクソに云われなきゃいけないんですか？？？」
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雨林(プロフ) - ユカリさん» ユカリさんが力を分けてくれたおかげで何とかなりました！有難う御座います！！by中島 (2022年5月1日 20時) (
レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - はーい東方オタクでーす(pqﾟ∀ﾟ*○) (2022年5月1日 20時) (レス) @page38 id: 1e39d93656 (このIDを非表示/違反報告)
雨林(プロフ) - みずきさん» 応援有難な！スゲェ励みになるぜ。か、格好良い？…へへ、う、嬉しいぜ。照れるな。こうやッて褒められると。コメントは書くのに勇気が要る人とかも要るからな。by中原 (2022年4月30日 5時) (レス) @page32 id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
みずき - ハイリスクハイリターンで最後ら辺にあったやつで思ったことをここに書きます。中也はいっつもかっこいいよ！！これからも応援しています！ガンバレ！雨林さん大好き！(なんでみんな感想書かないんだろう、、、) (2022年4月30日 0時) (レス) id: 7bdc08684d (このIDを非表示/違反報告)
雨林(プロフ) - みずきさん» お目出度うコメント有難う。こんな作品を褒めて貰えてとても嬉しい。みずきの期待に応えられるよう頑張るby織田(一番初めの話から見て呉れていると聞き泣きかけました()更新頑張ります！by作者) (2022年4月16日 19時) (レス) id: 290399748d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨林 x他1人 | 作者ホームページ：nhatev-hdfs risa1
作成日時：2022年4月15日 16時
