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なんで私があの男と会わなきゃいけないの？
話したいことって何？
私はないんだけど別に。
てか、風磨22時にバイト終わるって言ってたから 早く帰らないとなんだけど。
今日 ハンバーグの約束してるんだけど。
ぶつぶつ心の中で文句を言いながら 約束の駅のコンビニの前までやってきた。
素直にここで待つのもいいけど ほんとにあの男が来るのか気になって 少しコンビニから離れたところで 奴の到着を待つことにした。
スマホの時計が 20:00 という画面に切り替わったの同時にコンビニの前に一際存在が目立った男が姿を現した。
足がスラーっとしていて、隣に並びたくねぇ…と心の中で突っ込む。
てか、ほんとに来てんじゃん。
まじかよ…
「ん？」
しばらく 男の様子を観察していると その男とは別の男が合流してきた。
は？
どういうこと？
2人きりじゃないの？
もう1人の男はというと、マスクをしているせいで顔ははっきりと見えないけれど 2人揃ってスタイルがいい。
あ、でも後から来た男の方が少し小柄って感じ。
はぁ、最悪。
面倒なことになりそうだ。
��今日もう上がってるから帰りケーキ屋来てもいないからね��
一応風磨に連絡を入れておいた。
最近 コンビニのバイト終わり決まってケーキ屋に来て ケーキを買って一緒に帰るのがお決まりになっているから。
今日 私があの男と会うのは 風磨は知らないから適当に言い訳をしておく。
風磨は知らなくていい…
嫌な思いさせちゃうかもしれないから
「2人で来るなんて聞いてないですけど」
健人「あ、もしかして君…！」
「横山Aです。ケーキ屋でバイトしてる女です」
健人「来てくれてありがとう。突然呼び出してごめんね」
「話ってなんですか。出来れば早く済ませてほしいんですけど」
健人「俺が言いたいことなんて、分かってるくせに」
少しニヤついた顔が 素直に気持ち悪いと思った。
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年5月9日 23時
