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A side




「こんにちは〜」





今日は珍しくバイトが午後からで 家でのんびり風磨と朝ごはんを食べて ゆっくりめに支度して家を出てきた。



今日は天気もいい。


気温もちょうどいい。




今日の夜ご飯はハンバーグにしようって風磨と話した。


楽しみだなぁ。

ハンバーグももちろん楽しみだけど、風磨と一緒にいられることが最近の生きる糧になってる。




バイト着に着替えて ショーケースの中のケーキたちを確認する。




「あ、新しいやつだ…」





今度の新作のケーキはミルフィーユみたいに何層にも生地が重なっていて その中にメロンやバナナ、いちごなんかも入ってる。


店長にしてはなかなか凝った作りだ。

これは売れそう。






店長「あ、山ちゃん!」



「お疲れ様です」



店長「山ちゃん、ちょっと…」





私を見るなり 急に目の色を変えた店長




手をくいくい、と曲げて店長のそばに行けば、何か聞かれてはいけない話なのか 少し小声




何かあったっけ…?


考えるけど 思い当たる節はない。





「どうかしました?」



店長「山ちゃんさ、この前ケーキ屋に来た男の人覚えてる?

ほら、山ちゃんのお友達のこと探してるって言ってた人」




店長のその言葉で すぐに思い出した。


ケーキ屋にあの男が来て以来 特に風磨の身にも私の身にもなにもなく、すっかり忘れていた。

忘れていたと言うか 特に気に留めていなかった。




「覚えてますけど…その人がどうかしたんですか?」



店長「今日の午前中ね、またその人が来たのよ」



「え、」





一瞬 頭が真っ白になった。


どうして……?


あの人には 私が風磨とは無関係ってことになってるはず…





店長「山ちゃんと2人で話したいからって、これを…」





店長が渡してきたのは メモ帳の紙切れ


そこには



話したいことがあるので今日の20時に駅のコンビニで待ってます。

  中島健人




黒色のボールペンで丁寧な文字でそう書かれていた。





「私と話したいってこと…?」



店長「らしいわよ、

今日もお店来たとき 山ちゃんに会いに来たっぽかったし。」



「なんか、気味悪いですね」



店長「山ちゃんがあのお友達の男の子と知り合いって分かったのかしら」



「いや、それはないと思います。何にも言ってないし…」



店長「とりあえず行ってみたら?

なんかあったらすぐ連絡していいから。」









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作者名:ゆう | 作成日時:2021年5月9日 23時

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