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あのあと Aが物干し竿に引っかけた縄はすぐに片付けた。
Aの見えないように袋にしまって ゴミ捨て場に捨てに行った。
少しの間 会わなかっただけですっかり痩せてしまったAのためにカレーを作った。
美味しいって言ってくれるその笑顔だけで 俺は幸せ。
風磨「A」
「ん?」
風磨「かわいい」
「……!」
だから、こんなことも言えちゃうんだ。
「キャラ変…!?」
風磨「酷いなぁ 笑
付き合ってるんだから、彼女がかわいいだなんて当たり前だろ?」
「…、!」
そうだよ、
俺ら付き合ってるんだよ。
こう見えて Aのことが好きで好きで仕方ないんだから。
「じゃあ…風磨はかっこいい!」
風磨「じゃあってなんだよ。笑」
「ほんとに思ってるからね!」
風磨「はいはい、ありがとう 笑」
でも まだやっぱり恥ずかしいかも 笑
「ねぇ、狭くない?」
風磨「狭くない。」
「大丈夫?風磨落ちない?」
風磨「落ちない。」
2人 風呂から上がって 後は寝るだけなんだけど…
付き合ってるんだから 一緒に寝ようって俺が言い出して 決して広いとは言えないシングルのベッドに2人で潜り込む。
まあ、付き合ってるんだからっていうのは ただの口実で ほんとは俺がAと一緒に寝たかったから。
くっついてたいの。
落ちないようにAは壁側
風磨「ほら、寝るよ。明日はなんかあるの?」
「一応…昼からバイトだけど…
最近全然行ってないからクビだよね…」
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作者名:ゆう | 作成日時:2021年5月9日 23時