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風磨「俺さ、決めたんだ」
「……?」
風磨「SexyZone戻るって。」
「ぇ…」
風磨とはやっぱり離れ離れ?
風磨はキラキラした世界に戻って 一人の私?
確かに 風磨を必要としてる人はたくさんいる。
メンバーのみんなにも愛されてる。
でも、私にはいないの。
そんな人一人も。
ここで手を離してしまったら、もう一生ひとりぼっち。
嫌だ…
「やだ……」
風磨「A…?」
「やだよ……
いなくならないで…そばにいて…」
弱い人間だと、つくづく思う。
強がっているのは ただの偽物。
本当は泣きたくて仕方ない。
思いきり 誰かの胸の中で泣けたら、
誰かに甘えられたら幸せだなぁ。
家族や友達や恋人という存在が羨ましい。
私も欲しい。
「私……風磨のこと、好きだよ…、
離れたくない…」
風磨「俺も好きだよ。」
「え…」
時が止まったような衝撃だった。
じっと、目を見つめるけど その瞳が嘘をついているようには見えない。
風磨「俺もAが好き。
だから、そばにいるよ。これからもずっと
これからも一緒に暮らそう…?
2人で生きよう…?」
「…いいのっ、?
こんな私で……、」
風磨「Aがいいんだよ。」
涙がぽろぽろと流れ出した。
優しい香りに包まれる。
大好きな人の
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作者名:ゆう | 作成日時:2021年5月9日 23時