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「ねぇ」



風磨「ん?どした、」





「……なんでもない、」




風磨「…そっか。」





そんな優しい声で話しかけないでよ…



なーんて、ただのわがままだね。





今日 あの男の人たちに会って思ったんだ。


風磨と離れたくないって…


行かないで…


そう思った。



風磨のことを見捨てたくせにって言うのもあったけど、どこにも行ってほしくなかった

それくらい 風磨のことが…





「すき…」




風磨「ん?」






たとえ、風磨は私のことなんとも思ってなくても




「風磨のことが…」





気づいてしまったんだから仕方ない





「好き」





ああ、こんなことになるなら

風磨と出会わなきゃよかった。



こんな気持ちを掻き乱してくるなんて


そんなの、


狡いよ…





目の前の風磨はと言うと


驚いてる様子だったけど、すぐに立ち上がって ベッドに腰をかける私の隣にやってきた。





「…ごめんなさい…」




風磨「どうして謝るの?」




「…風磨のこと…困らせちゃう、から…」





恥ずかしくて 顔が真っ赤だから、下を向いたまま 風磨の目が合わせられない。


今だって本当は心臓の音がうるさい。


最初はこんな気持ちなかったってハッキリ言える。

でも今はダメだ。

私、風磨のこと、好きなんだ





次の瞬間 目の前が真っ暗になったのと同時に大好きな匂いに包まれた。





風磨に抱きしめられてるって、理解するのにリアルに3秒くらいかかった。




優しくしないで…


勘違い、しちゃうから…





風磨「A」





少し掠れた低い声で呼ばれて ゆっくり顔を上げると あっという間に唇を奪われた。




長い長いキスは何度もお互いの唾液が絡み合った。




私の頭の後ろに風磨がそっと手を添えて ベッドに寝かされる。






知らないおっさんとヤってたときは 気持ち悪くて気持ち悪くて、吐き気しかしなかった。


毎日 血が滲むんじゃないかってくらいお風呂で触られた箇所を擦って洗ってた。




怖くなって目を閉じたけど、そのあとに感じたのは 布団をかけられる感覚




「ぇ…」





思わず、目を開けて声を出してしまった。



そういう流れになるのかと思ったら全然違くて

ただ風磨が私に布団をかけてくれただけ。









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作者名:ゆう | 作成日時:2021年5月9日 23時

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