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朝 いつものようにキッチンに立って、朝ごはんを作る。



いや、いつものように は少し盛った。


何にもない日の朝はゆっくりしたくて、朝ごはんを作る。

そんな大したものじゃない。

目玉焼き作ったり、サンドイッチ作ったり、トーストを焼いたり、



まあ、朝だから そんなもんでも大丈夫。




久しぶりにサンドイッチでも作ろう。


慎重にパンや中身の食材を切っていると

突然横から 誰かが抱きついて来た。




誰かって…

この家にいるのは俺とAだけ…



つまり…






風磨「A…!?


は、え、ちょ、ちょっと待て、、」





あり得ない光景が広がっている。


Aが、俺に、抱きついてる…?

しかも、何の前触れもなく?



昨日のことがあったとは言え、人嫌いって感じのAが…?


夢を見ているのか?

そう思って 頬っぺたをつねってみたけど




風磨「いたい…」




「なにしてるの…?」





Aの声がして、はっ、となる。





風磨「さ、さ、サンドイッチ!


Aも食う?」




「食べる…」




風磨「お、そっか…!

よし、準備するから待ってな。」





そう言うとやっと離れて ベッドの方へ戻ったA



はぁ……


なんなんだ、全く。

朝から心臓に悪いぞ、


いろんな意味で…







風磨「今日バイト?」



「夕方まで。」



風磨「最後までじゃないんだ、珍しい」



「夜は店長、用事あるんだって」



風磨「じゃあ…晩飯作っとく。なんかリクエストある?」



「なんでもいい…」



風磨「りょーかい。」






サンドイッチを食べているAと目が合った。



朝ごはんなんて そんなのAが食べる姿 見る日が来るとは思わなかった。



昨日からA変わった…?


いつもの強がってばっかの無愛想なAはどこ言った?


こんな弱々しい感じだったっけ…?





「風磨が言ったんだからね」



風磨「え?」




「自分らしくいろって…」





もしかして、これが本当のA…?





「ごちそうさまでした」








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作者名:ゆう | 作成日時:2021年5月9日 23時

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