Of The Clockwork .* (ページ17)

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【episode 1 *】10 . ページ17

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そう、あの時からだった。私が彼の事を好きになったのは。

それは、私が島に流れ着いてほんの数日後の話 ────

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やっぱり血が繋がってもいないのに右代宮の人間になったのが気に入らなかったのか

初めの頃は夏妃さんに暴力を振るわれていた

それでも私は “ 笑顔は幸せになれる魔法 ” という言葉を信じていたから、どんなに辛いことがあっても我慢して笑顔を忘れなかった

そんなある日 ────

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夏｢ ... っどうして！貴方みたいな部外者が右代宮の人間なんかに ... ！
しかも ... 片翼の鷲まで ... っ｣

そう言って夏妃さんは私に、毎日のように暴力を振るっていた

何度も何度も暴力を振るわれて、自らも自分自身を追い詰めていたせいか、傷の痛みすら感じなくなっていた

夏妃が手元にあった相当分厚そうな本を振り上げたのを見て、嗚呼、今日もまた殴られるのかと思っていた時だった ────

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