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『…よし、ランニング行こ』
荷解きも終わったし、時間帯的にも丁度いい。今日は爆睡しちゃって朝のランニングを出来なかったから朝の分まで沢山走るぞ〜!今日も自己ベスト更新出来るかなぁ〜
そう思いながら部屋のドアを開けた時、リビングの方からいい匂いがした。私はその匂いに釣られながら階段を降りてリビングに向かった。
『あのー、なんか作ってる感じ…っすか?』
「あっ、うん。…今日の夕飯を作ってる途中なんだ」
『夕飯…』
ホワイトミルクティーベージュのような髪色をした人はそう言って私に笑いかけた。まぁ、急に声掛けたから一瞬びっくりしてたけど。…何作ってるんだろ、聞いてもいいのかな。
『ちなみに、何作ってるとか…』
「シチューだよ。ちゃんと、Aさんの分もあるからね」
『ま、まじか……!』
私の分もある、だと…?てっきり、お前の分はない。食いたきゃ自分で作れって言われるのかと思ってたわ。シチューか…いや、嬉しい。楽しみにしてよっと。
『あっ、何時に夕飯とか決まってるんすか?』
「んー…大体7時ぐらいかな。」
『りょーかいです!じゃ、それぐらいには帰ってきやす』
私はそう言ってルンルン気分で外に出て、準備体操を始めた。今日は朝の分も走るとして…あ、でも今日から生徒会寮からスタートになるから距離変わるのか……ま、でも往復すれば問題ないか。
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『やばい、完全にやらかした…』
夕飯の時間は7時ぐらいかな。と伝えられてうっきうきでランニングを始めたのはいいものの、ランニングに集中し過ぎてしまって時間を忘れていた。…腕時計の針は19:30を指していた。はい、夕飯の時間から30分過ぎてます。
これは、もう何言われてもしょうがないです。たかを括ります。そう思いながら、玄関のドアを開けると一気に香ってくるシチューの匂い。……あぁ、罪悪感がすんごい。
「あ、おかえり!もうシチュー出来てるよ」
『……食べます』
「うん、じゃあ用意するね」
そう言って、私の分も用意してくれるホワイトミルクティーベージュの髪色をした人。やだ、優しい!最初の冷めた目線はなんだったんだと言わんばかりに優しい!でも、最初と人が違いすぎかも!なんで?
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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 夢主強すぎる……何で女子ってすぐ閉じ込めるんだろ……更新お疲れ様です!続き楽しみにしてます! (5月7日 13時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん(旧もこ)(プロフ) - やばいめっちゃ好きすぎる()私弍時参時様全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです!出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!楽しみにしてます!あと卒業した方も出てほしいデス。無理ならすみません。 (4月29日 6時) (レス) @page9 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
名なし(プロフ) - 餅乃もち子さん» ありがとうございます!!頑張ります! (4月28日 3時) (レス) id: e26ea9ec2e (このIDを非表示/違反報告)
餅乃もち子(プロフ) - prologueのわしの学園生ねのとこつい笑ってしまった☺️とても面白いです!応援しています📣 (4月28日 1時) (レス) @page2 id: 6db3d7231c (このIDを非表示/違反報告)
名なし(プロフ) - hiyoriさん» ありがとうございます!! (4月21日 3時) (レス) id: e26ea9ec2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名なし | 作成日時:2024年4月18日 0時