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あの出来事から早１年＿＿
私は、立派な学園生になっていた。
…魔法が使えない私が、だ。
謎すぎるよね、うん。私もそう思う。
でも、あの時助けたおじいちゃんがこの学園の学園長だったっていうベタベタ過ぎる展開に見舞われた私にはもうなす術がなかったし、逃げられなかった。…まぁ、当たり前なんだけど。
だって、どうみても天と地の差だもの。魔力が。
「Aよ、魔法学園でやっていけているか？」
『まぁ、２年生に上がれてるぐらいにはやっていけてる』
「…めっちゃ、ギリギリじゃったよ」
『それは言わない約束』
私の部屋の椅子で優雅にティーを飲みながらそう言ってくるおじいちゃん。いや、暇なん？そんで学園長なら生徒にそんな事言っちゃダメじゃね？私をなんだと思っているのだろうか。
「でも、よかったわい。…お前さんがちゃんと通えていて」
『…半ば強制だったけどね』
「それは言わない約束じゃな」
はい、立場逆転。このおじいちゃんは都合が悪い時はニコニコ(圧)するから怖いと思うかもしれないが、私からすればそれを察せるので分かりやすくて助かる。怖くないよ、おじいちゃん^ ^
「…あ、そうじゃ。お前さんに頼『断る。却下。NO！』…」
『私に頼む頼み事は粗方面倒いやつだって学習済みなんでね』
「……お前さんの好きな物なんでも買っちゃるよ？」
『その手にはもう乗らん』
私が、何度、この言葉に騙されたことか……それは数知れない。…このおじいちゃんは最初にこう言っときながら、最後に「わし、そんなこと言ったけ？」と、ボケたフリをして私にお疲れ様のお菓子しかくれないのである。なんとも非道だ。
好きな物、なんでも、は嘘である。
学習って大事だね！！
「いや、今回は本当じゃ。約束する。」
『今回は、ねぇ…今までのは嘘だったんだ？ふーん？？』
「あ。……許してちょーよ」
『それは？今回の報酬範囲に？よりますよね〜？』
そう言って、５kgのダンベル(両手合わせて１０kg)を上げ下げしながらおじいちゃんを悪い顔で見下ろす。おじいちゃんは「やだ、怖い」と言いながら口に手を当てる。私はおじいちゃんの方が怖いけどね。色んな意味で。
「…というか、いつまで筋トレしちょるの？」
『……満足するまで？』
「…やり過ぎると体に負担が掛かるぞい」
『筋肉痛なら大歓迎』
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - なんか初めは興味なかったのに段々好きになっていくのめっちゃ好きです！ (4月29日 6時) (
レス) @page10 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - やばいめっちゃ好きすぎる()私弍時参時様全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！あと卒業した方も出てほしいデス。無理ならすみません。 (4月29日 6時) (レス) @page9 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
名なし(プロフ) - 餅乃もち子さん» ありがとうございます！！頑張ります！ (4月28日 3時) (レス) id: e26ea9ec2e (このIDを非表示/違反報告)
餅乃もち子(プロフ) - prologueのわしの学園生ねのとこつい笑ってしまった☺️とても面白いです！応援しています📣 (4月28日 1時) (レス) @page2 id: 6db3d7231c (このIDを非表示/違反報告)
名なし(プロフ) - hiyoriさん» ありがとうございます！！ (4月21日 3時) (レス) id: e26ea9ec2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名なし | 作成日時：2024年4月18日 0時
