それから何年も経って ページ4
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SE「なに、切るの？パーマ？」
「夏だから、バッサリいこうかなって」
セフンが運転する車の助手席に乗って、向かうはゴニオッパのところ。
ぼんやり、昔のことを思い出して。
だけど隣に、あの日と変わらず側にいてくれる人がいることに感謝する。
SE「…なんかあった？」
「ふふ、セフンもそのこと思い出したの？」
SE「あれは忘れられない記憶だから」
「ちょっと最近怪しまれてるらしいからね、サセンに」
SE「Aがショートにする時は何かピンチの時なんだね」
「でも今回は未然に防ぐために切るんだよ、自主的に」
SE「はいはい、」
適当に返事を打つセフンのバブルティーを飲んでやる。
SE「それ俺の、」
「だってあたしのないんだもん」
SE「まぁいいけど」
腐れ縁四人組では、セフンと過ごす時間が一番長い。
もちろん、同級生だから、なんだけど。
・
・
「ゴニオッパー！」
GH「ヤーお転婆娘、きたか！」
SE「こんにちは、ヒョン」
GH「おー、お前もカットか？」
SE「いや、こいつの運転で」
GH「で、今日はいかがいたしますか、お姫様？」
「夏だから、バッサリ切って！」
GH「は？！」
「はって…ショートカットで！」
GH「お前、なんかあったのか？！」
「いや、これといってまだ何も起きてないけど…」
GH「ジョンイナに振られたか？」
SE「え？そうなの？」
「なんでジョンイナが出てくるのよ！」
GH「ヒチョルには言ったのか？」
「ゴニオッパのところに来ること？言ってあるよ、仕事で来れないけど」
GH「じゃなくて、短くすること」
「いや、まだうちのオッパには言ってないけど」
GH「いいのか？」
「大丈夫！だってもう21歳なんだから！」
GH「はいはい。あーでも勿体ねーな、こんなに綺麗に伸ばしたのに」
「また伸びてくるでしょ〜」
GH「じゃあバッサリいくぞ？」
「うん！お願いします！」
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作者名：315 | 作成日時：2015年8月15日 0時
