貶し愛 ページ32
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「ただいまー」
朝一番の飛行機で帰ってきた。
シウォンオッパはそのまま中国でドラマの撮影があるから、一人で。
入れ替わるようにマネオッパが中国に向かった。
「えっと朝から仕事なのは…」
靴をかき分け玄関を進みながら手帳を開く。
さすがに秋の早朝となると まだ少し暗くて、手帳の字が読みづらい。
「…あ、いない？珍し…うわあっ！」
ドテン、大きな音を立てて転んだ。
ローヒールなのに、オッパの靴を踏んで、バランスを崩したらしい。
…うーん、ちょっと足捻ったかな、いや違うと信じたい。
「…いってー…」
あーもう！靴が多いんだよ〜。
ちゃんと脱いだら靴箱にしまえって言わなくちゃ。
「…よいしょ…うえっ」
左足首に鈍い痛みがして、思わずまた床にべばりつく。
…これは 捻ったかもしれない。じんじんする。
KI「なにやってんだ」
「う…ヨンウンオッパ…」
真上に、寝癖ぼさぼさのヨンウンオッパ。
きゅ…救世主！
KI「大きな音が二回もしたから起きたんだけど、酔ってんのか？」
「…すみません転んで足首捻りました」
KI「は？」
「…うう…ごめんなさい」
KI「いーから動くな。…よいしょ」
ヨンウンオッパに抱えられて、玄関を通過する。
KI「ドジなのは変わらないな」
「それ褒めてない」
KI「足首捻るなんて日常茶飯事だからな」
「それ貶してる？」
KI「貶し愛ってやつだ」
「あんまり嬉しくない…」
優しくソファに下ろされると、わざと呆れた表情をするオッパ。
KI「今氷持ってくるから、待ってろ」
「…ごめんなさい」
・
・
KI「さすがの俺でも捻った時の応急処置できるくらいには よく捻るよな」
「オッパ達の靴がいっぱいあるのが悪いんだよ」
KI「お？言い訳か？」
「ちゃんと靴箱に入れないから…」
KI「Aもヒールなんか履いて歩いてっからだぞ」
「ローヒールだよ、これくらいしかないもん」
KI「それに暗いのに電気も付けないで手帳なんか読んでるから」
「うっ…」
KI「仕事熱心なのはいい事だけど、捻挫には気をつけろよ？」
「…そうします」
KI「じゃ、俺はここでもう一眠り」
ごろん、と私の膝を枕にして目を閉じたヨンウンオッパ。
助けてくれたお礼に、このくらいならお安いもんです。
「…ん、ありがとオッパ。おやすみ」
サービスでぽっぽも。
おやすみ。
.
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ニョルハッピィー - 続きがきになる更新ファイティン！応援しているよ (2015年1月9日 4時) (
レス) id: 4f70d248ee (このIDを非表示/違反報告)
315(プロフ) - ジェジュチャミさん» オンニは少女時代とf(x)の二つを指してますね（＾_＾）なかなかヨジャグループまで手が出せませんが、ヨジャグループからも愛される姫ちゃん、という設定です。 (2014年10月26日 21時) (レス) id: 58b1c9110c (このIDを非表示/違反報告)
ジェジュチャミ(プロフ) - オンニって少女時代のこと？私はf(x)のアンバーみたいになりたい！ (2014年10月25日 22時) (レス) id: f9822be3d2 (このIDを非表示/違反報告)
ジェジュチャミ(プロフ) - 続き気になるー！ (2014年10月23日 23時) (レス) id: f9822be3d2 (このIDを非表示/違反報告)
315(プロフ) - ジェジュチャミさん» そう言っていただけて光栄です。こらからも頑張ります！ (2014年10月18日 22時) (レス) id: 58b1c9110c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：315 | 作成日時：2014年10月9日 21時
