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その敷居を跨ぐ時 ページ7

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ソンミンオッパに手を引かれて、いよいよ その敷居を跨いだ。

玄関には 相変わらずのたくさんの靴。
その辺にふらっと出かける靴、お出かけ用の靴、スニーカー。
それが人数分となると、五十足は余裕で越えるだろう。
ここに並べられている数以上の靴が、横の靴箱にしまってあるわけだ。

「綺麗にしてるんだね」
SM「Aが帰ってくるからって慌てて掃除したんだよ(笑) だから 細かいところは目をつぶって?(笑)」

なんて言ってたけど、細かいところも 目立つような汚れなんかなかった。
家政婦さんがこまめに掃除してくれてたんだろうな。



SM「ちょっとここで待ってて」

歩いてきた廊下で足を止めて。
ソンミンオッパはその先の扉に入っていった。
少しだけ話し声が聞こえるから、きっとこの先はリビングかな。

「…にゃお」
「…ヒボマ?」

「にゃあ」

ぼけっと立っていたところにやってきたのは、ヒチョルオッパの愛猫 ヒボム。

「相変わらず、ヒボマは飼い主に似て美人さんだね」
「にゃお」

紫色の毛並みの綺麗な猫が、
ぐるぐる脚の間を行き来して、そして私の脚にすり寄ってきてくれた。

「…ヒボマ、私のこと覚えてるの?」
「にゃあ」
「…本当に?」
「にゃお」

たまたま都合良く鳴いただけかもしれないけど、本当に会話を交わしているような気がしたんだ。
撫でてやると、嬉しそうに喉を鳴らすから余計に。

SM「お、ヒボマもAのお出迎え?いい子だね」
「にゃあ」



SM「おまたせ、皆会いたがってるよ」
「…ほん…と?」
SM「…Aが心配してることなんて何もないから。行こう?」
「…ん、」

ソンミンオッパが私を背中から支えてくれて。
おずおずとリビングに足を踏み入れた。



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幸せな音に出迎えられて→←不意に出た電話



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315(プロフ) - ももさん» ありがとうございます\(^o^)/ まだまだ未熟ではありますが、頑張ります! (2014年10月9日 21時) (レス) id: 58b1c9110c (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごく面白くて何度も読んでます!更新楽しみにしてます! (2014年10月3日 10時) (レス) id: 0041f9fdc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:315 | 作成日時:2014年9月23日 20時

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