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予定未定の約束 ページ26

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SW「どう?気に入った?」

別荘に入るオッパ達の波から少し外れて海を見ていたら、
後ろからシウォンオッパの声。

「うん、すごく。…素敵な場所だね」
SW「海が綺麗でしょう、ずっと眺めていられる。」
「うん、…ほんと」



こんなに綺麗な海を見たのは いつが最後だっただろう。

どれだけ記憶を手繰り寄せても思い出せないのは、
きっと記憶がないからか、それともずっと昔のことだからか。

「みんなで来れたらよかったのにね」

小さく呟いた言葉が さざ波に掻き消されて、なくなった。
シウォンオッパも何も言わないから、きっと聞こえなかったんだろう。

聞こえない方が、いいかも。



ハンギョンオッパもキボムオッパも仕事で。
どうしても抜けられないって言うから、駄々もこねられなかった。

仕事が どれほど大切かなんて、生意気ながら 痛いほど分かってるつもりだ。
ファンを愛しているオッパ達なら余計。

SW「いつか みんなで来れるよ」
「…え?」
SW「今、言っただろ、みんなで来たかったって」
「…聞こえてた?」
SW「聞き逃すわけないだろう」

大きな掌が 頭を優しく包んで、緩い力で撫でてくれた。

SW「何回でも来ればいい、そうだろう?」
「うん!来年も、再来年も、皆で来ようね!」

そんな約束が、本当に果たされるのかなんて 私にだって分からないけど
また来ようって思ってくれることが嬉しかった。



SW「暑いから、中に入ろう」
「うん」

シウォンオッパの、笑った時にできる えくぼが好き。

「えいっ」

そのえくぼに、指を入れるのは もっと好き。

SW「五年も経ったのに、まだやる?」
「だって 好きなんだもん、これ」
SW「持ち上がるかな」

そして、いたずらした私を 抱き上げてくれる この瞬間が一番好き。

「うわあ!」
SW「Aは軽いな、羽が生えてるみたいだ」
「ふふ、オッパだから許されるんだよ、そんなくっさい台詞」

優しく地面に下ろされて、おでこにキスをもらって。

それから、別荘の中に入っていった。



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世話がやけるオッパ→←楽園



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315(プロフ) - ももさん» ありがとうございます\(^o^)/ まだまだ未熟ではありますが、頑張ります! (2014年10月9日 21時) (レス) id: 58b1c9110c (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごく面白くて何度も読んでます!更新楽しみにしてます! (2014年10月3日 10時) (レス) id: 0041f9fdc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:315 | 作成日時:2014年9月23日 20時

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