修学旅行前夜 ページ21
-
店内に戻ると、携帯をいじってる人が数名、服をみてまわる人が数名、
そして、じゃれてるのが数名。
DH「あれ?水着は?」
その じゃれてた人の一人、ドンへオッパが 目をキラキラさせながらやってきた。
「この中だよ?」
HR「見せてくれないの?」
「明日のお楽しみ」
水気を含んだ、犬のような瞳。
そんな顔してもだめだってば。
YS「かわし方が上手くなったな」
「そう?」
じゃないと、やってけないでしょう?
五年前とは色んな意味で違う私の扱い。
全て間に受けて生活していくわけにはいかないのだ。
「オッパ、おまたせ、帰ろっか」
KI「明日の準備も終わってないしな」
「ヨンウンオッパも?置いてっちゃうよ?」
KI「そういうAもな」
くしゃくしゃ、頭を撫でられるその手が好き。
セットしてある時にやられるのは一番嫌いだけど、今ならいい。
・
・
・
宿舎に戻ってからはサバイバルだった。
まず、飛行機の座席決めジャンケンが往復分で二回。
それと、飛行機に乗るまでのバンの座席決めジャンケンが同じく二回。
あと部屋割り三泊分で、ジャンケン三回。
いずれにせよ、私がジャンケンに参加する必要はない。
だから 部屋に引き上げて、荷造りしてるんだけど
…うるさい。かなりの盛り上がり。
中学生の修学旅行じゃないんだから。
ましてや三十そこらのいい大人が。
…まぁ、そういうオッパ達も好きだけど。
どどどど、そんな足音が聞こえて、思わず身が固まる。
次の瞬間、どんどんとドアが叩かれて、返事もしない内に オッパ達がやってきた。
EH「A!」
「ちょっと…さすがに返事聞いてから開けてよね」
EH「明日の行きのバンの隣俺!」
人の話を聞けーい。
DH「行きの飛行機の隣僕!」
HC「三日目の宿泊者俺!」
LT「帰りの飛行機の隣オッパ!」
「わかった、わかったから」
HC「ヤー、少しは喜べ!」
「喜ぶも何も荷造り終わらないと行けないんだからね?」
DH「まだ終わってなかったの?」
EH「ドンへも終わってねーだろ」
がちゃがちゃ言ってる間に、最後の荷物をスーツケースに詰めて。
私は荷造りを終えた。
DH「え?」
「荷造り終わったけど…オッパは?」
DH「ひょく…やばい…置いてかれる!」
.
406人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SuperJunior」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
315(プロフ) - ももさん» ありがとうございます\(^o^)/ まだまだ未熟ではありますが、頑張ります! (2014年10月9日 21時) (レス) id: 58b1c9110c (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごく面白くて何度も読んでます!更新楽しみにしてます! (2014年10月3日 10時) (レス) id: 0041f9fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:315 | 作成日時:2014年9月23日 20時