15人の王子様とお姫様

どれがいい？ ページ19

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持ってった水着は、言われたとおり三着。

まず一つ目は ジョンウンオッパチョイスの黒の大人っぽい水着。

HC「ヤー、まだか」
「え、これ見せるの？」
HC「当たり前だろ、早く出てこいよ」
「無理！やだ！」
HC「あ？」
「当日までのお楽しみ！」

ヒチョルオッパはこの言葉に弱い。

とりあえず、鏡に映った自分を写真に収めて、次の水着。

次は、リョウクオッパが選んでくれた花柄の水着。

「かわいい、これ」

リョウクオッパが持って来てくれた時点で 気に入っていたその水着は、
本当に可愛くて、もうこれに決めてしまいたいくらい。

SM「A、どうやって決めるの？」

心配したソンミンオッパがカーテン越しに声をかけて来てくれた。

「大丈夫、策は練ってある。」
SM「僕にも見せてくれないの？」
「う…あとで写真は見せてあげる、今は恥ずかしいからやだ」
SM「もう…かわいいから許してあげる」



そして三着目に着替える前に、ある人にメッセージを送った。

” オッパ、今なにしてる？ ”

三着目は 悩みに悩んで、チョウミオッパチョイスの白いレースの水着。
一つくらい、持っておきたいタイプの水着。
だけど、ちょっと子供っぽいかな…。

もやもやしていたら、待ち人からメッセージ。

” 家にいるよ、何かあった？ ”
” オッパ、どれがいいか一つだけ選んでほしいの ”

写真を三枚添付して、大好きなハンギョンオッパに送る。

「うわっ」

すると、すぐに電話がかかってきた。
しかも、テレビ電話。

HG「よぼせよ？」
「うわあっ、やだ、なんでテレビ電話なの」
HG「水着姿、見せてくれるかなって思って」

HG「だってずるいでしょ、皆は見れて、僕は見れないの」
「オッパ達にも見せてないの」
HG「だったら尚更見せてほしいな、せめて今着てるやつだけでも」

画面の向こう、オッパが優しい顔して、
優しい声で、

HG「お願い」

なんて言うもんだから、私は白旗をふった。



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