可愛いトッピング ページ3
エデンの冷蔵庫状況を確認し、買い出ししなければスポンジすら作れない状況を知った。
ケーキ作るって企画なら前もってその位は準備しておいてよ…
取り敢えず後で何人か連れて買い出し行こうと思っていたところに、キュアキュアトロンのみんながやって来た。
『トッピング決まった？』
キュアキュアトロンの提案は全く心配してないから、何言われても全然おっけー。
さすがに生クリームケーキに合わない組み合わせをシェリーちゃんが許可するとは思えないし。
「えっと、お花にしようって話になって…」
『え？花？』
よりにもよって予想外すぎる路線で来たね？！
「見習いさん、エディブルフラワーってご存知ないですか？食べる事の出来る可愛らしいお花があるんですよ」
初耳なんだけど…
私は取り敢えずスマホでエディブルフラワーを調べる。
ピンクや紫、赤や黄色の小ぶりで鮮やかなお花たちが、ゼリーやケーキやクッキーなんかに混ぜられている。
見た目はめちゃくちゃ可愛い。
女子の間で可愛いって話題…か…
自分の女子力のなさを痛感する。
「それをケーキの上とかお皿の上に並べて飾ろうと思うんだけど、どうかな？」
『うん！華やかだし可愛いし、良いと思う！でも…エディブルフラワー？だっけ？どこで手に入るの、それ？』
「ミントさーん！お待たせしました！」
その時、エデンのドアが開いた。
手にショッピングバッグを持ったアヤちゃんだった。
「あ…アヤ…ちゃん、どうしてここに？」
マイリーちゃんが苦笑いしてる…
そっか、アヤちゃんってマイリーちゃんの妹だったね…
「ミントさんに買い出し頼まれたんで、買ってきました！」
そう言って見せてくれたのは、話に出てたエディブルフラワーだった。
「話し合いが始まる頃に連絡しておいたんだ〜！さすがボク！気が利くでしょっ？」
ミントちゃんが得意気にうなる。食べ物のことになるとすごいな…
キュアキュアトロンのトッピングはこれでオッケーだね…
さて…あとのバンドは真面目に考えてくれてるかな…
不安だけど…
他のバンドにもトッピング決まったか聞きにいかなきゃ…
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作者名：うみ | 作成日時：2017年10月22日 7時
