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『ふぁぁ〜…』
大きな欠伸が出た。
昨日の夜はお弁当の事考えてて全然寝られなかった。
朝もお弁当作りのために早起きしたしで、眠気がやばい…
ずっともやし炒めってのも、なんかバリエーションないし…かと言ってもやしって他にどんな料理あるか知らないし…
もやしばっかり入れるってのもなぁ〜…
とかあれこれ考えていたせいなんだけど(笑)
｢何？睡眠不足？｣
不意にクラスメイトの女子に声を掛けられた。
『あはは、そんな感じ。お弁当のこと考えてたら寝られなくって』
私が笑いながらそう言うと、その子はちょっと困った顔をした。
｢お弁当ってあんた、まだ巻先輩と付き合ってんの？｣
『うん？そうだけど…』
すると横から、別のクラスメイトも会話に混ざってくる。
｢A、頑張るね…私、あんな素っ気ない人とは付き合えないなー｣
｢私も〜｣
私は苦笑いした。
『まぁ、一見冷たく見えるけど…宗介は良い人だよ』
私がそう言うと、クラスメイト達は口を揃えて私を一喝した。
｢ダメだよー！そうやって流されちゃ！Aは可愛いんだから、もっと大切にしてくれる人と付き合うべきだよ！｣
｢そうそう！どんなにイケメンでも、Aのことちゃんと考えてくれてないなら、付き合ってても寂しいだけだよ！｣
『うっ…』
一言一言が胸に刺さる。
正直言って、宗介が私の事本当に好きなのか分からない…
告白も私からしたし…
返事もなんか曖昧だったし…
でも、宗介の横にいれるならそれでいいって、私がそう決めたんだ。
片想いでも、そばにいられればそれで…
そんな私にトドメの一言。
｢ねえ、巻先輩から好きって言ってもらったことある？｣
『…それは……』
…無いけど……
授業開始のチャイムがなった。
私はどんよりと沈んだ気分だった。
彼女達は悪気があって言ってるんじゃなくて、純粋に私を心配してくれてるんだろう…
分かってはいるけど…
日頃から思ってる不安を煽られたようで、ちょっとむしゃくしゃする…
宗介は、私の事好きなのかな…
傍に居られて…鬱陶しく思ってたりしないかな…
この授業が終わったらお昼だ…
なんとなく、少しだけ、
宗介に会うのが怖い…
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ねこやま - こんな宗介との夢小説を待ってました・・・！！とっても素敵でした！デレ宗介が私的にドストライクです(*^▽^*) (2017年9月10日 2時) (
レス) id: 235df810dc (このIDを非表示/違反報告)
しおすけ - 続きがどうなるのか気になります･･･！ これからも頑張って下さい！ (2017年8月15日 1時) (レス) id: e43c8046ad (このIDを非表示/違反報告)
バンド野郎(プロフ) - 宗介推しにはたまらないです！面白いです！これからも頑張って下さい！ (2017年8月7日 13時) (レス) id: a229efa11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2017年8月7日 5時
