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放課後になった。
今日はBLASTの練習は無い。
だから今日は宗介を独り占め出来る！！！！
私はダッシュで二年生の教室に向かって、宗介を捕まえた。
『宗介〜！一緒に帰ろ！！』
｢…別にいいけど、さっき翼の奴が…｣
｢別にいい！用事なくなった！！｣
宗介が言いかけた時、翼先輩さんが話に割り込んできた。
｢は？でもさっきボーカルと徹平連れて…｣
｢いや、大和が叫びすぎて喉痛めたから今日は無し！｣
あ、もしかして、空気読んでもらってる…
そこへ大和先輩もやって来た。
｢別に喉は痛めてないけどな！叫ぼうと思えばまだ叫べるぞ！｣
｢あー、もう！なんでこう話をややこしくするんだよお前…｣
宗介がキョトンとしている…
今日はバンドの練習無いって言ってたけど…
まぁ同じ高校だし、新曲作りも忙しそうだったし……
急に練習入れたりとかもするよね…
はぁ、
私は内心溜息をついた。
でも仕方ない。付き合う時も言われてた事だし。
宗介はバンドに本気だもん。
それを私が邪魔しちゃいけない…
『…私やっぱり』
そう言いかけたところで、大和先輩が口を挟んだ。
｢まあ別に喉は枯れてないけど、元々練習日じゃないしな！今日くらいは、Aと一緒に帰ってあげろよ｣
｢そーゆーこと。宗介はもっとAちゃん大事にしないと。こんなギターばっかの奴に付き合ってくれる子、そうそう居ないんだから｣
そう言って2人は荷物を持って教室を出ていく。
気を使わせちゃった…
『あの、宗介…本当にいいの？
私だったら平気だから…バンドの練習あるなら…』
｢…いい｣
宗介は荷物を持って立ち上がる。
｢1人でも練習は出来る｣
そう言ってスタスタと教室を出ていく。
それって…
一緒に帰ってくれるってこと…？
『ま、待ってよ宗介！』
私は慌てて宗介の後を追いかけ、腕にしがみついた。
宗介は相変わらず無言だったけど、昼みたいに邪魔と言って退けようとはしなかった。
私は嬉しいのとドキドキするのとで、顔が真っ赤になった。
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ねこやま - こんな宗介との夢小説を待ってました・・・！！とっても素敵でした！デレ宗介が私的にドストライクです(*^▽^*) (2017年9月10日 2時) (
レス) id: 235df810dc (このIDを非表示/違反報告)
しおすけ - 続きがどうなるのか気になります･･･！ これからも頑張って下さい！ (2017年8月15日 1時) (レス) id: e43c8046ad (このIDを非表示/違反報告)
バンド野郎(プロフ) - 宗介推しにはたまらないです！面白いです！これからも頑張って下さい！ (2017年8月7日 13時) (レス) id: a229efa11b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2017年8月7日 5時
