【刀剣乱舞】全てなくなる話 (ページ22)

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6-2 思い出の金平糖ページ22

不動｢あ～？何してんだ～？｣

長谷部｢不動か、貴様も座れ｣
不動｢なんでだよ！！？｣

強引に長谷部に座らされた不動

むす、と顔をしかめて、甘酒を煽る

｢はい、｣

不動｢金平糖…うぅ゛ｯ…！信長様っ…｣

｢泣かないでよ…｣

金平糖の入った皿を不動に見せると、泣き出した

不動｢のぶながさまあ゛～！！｣

宗三｢ﾊｱ…｣

薬研｢おいおい、不動。呑みすぎだぜ｣

長谷部｢っく…｣

｢…お前等、織田の事ほんとは大好きだよね｣

宗三｢そんなわけないでしょう｣

長谷部｢あの男だけは一生主と認めたくないです｣

薬研｢あー…ははっ｣

不動｢信長様ァ゛～…｣←

宗三と長谷部は顔を歪めて、薬研はどこか遠い目をして、不動は、泣きながら金平糖を食べる

…これは、彼らなりの織田信長に対しての愛なんだろうか

なんて、ちょっと的外れのことを考えながら、金平糖をもう一個口へ

｢…金平糖あまったる｣

宗三｢ほらみなさい！！！｣

長谷部｢お茶を取って参ります！！！｣

薬研｢幾つ食ったんだ大将…｣

不動｢信長様…｣←

そんな呆れないでよ。美味しいと思ってたんだから

織田組の呆れ顔に少し、肩をすくめて、長谷部が持ってきてくれたお茶をゆっくり飲んだ

渋みのある緑茶だった

乱｢あ！零、それ、今日のお八つ？｣

｢うん。食べるなら厨から取ってきな｣

はーい！と元気良く返事して、乱はどこかへいった

胸焼けを起こしたお八つの時間