はろーライバル ページ10
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「、そうかもしれませんね。
ですがあの、もし宜しければ僕もAさんのお婿さん探しをお手伝いしましょうか? 地球人の事は地球人の僕の方がAさんよりも詳しいでしょうし中には邪な考えを持つ者も居ますから。 きっとお役に立てるでしょう」
『え、でも…しゅーたろうも忙しいだろうし…』
「問題ありません。この面堂終太郎の名にかけてAさんの結婚相手に相応しい人物を見つけてみせますよ」
ぷすぷす……と多少焦げた匂いと蛙が潰れたような声を出す諸星を横目に、面堂は相変わらず爽やかににっこりと笑ったのだった。
「ねぇ面堂くん!今日からAと一緒に暮らすって本当なの? 考え直したらどうかしら だって…面堂くんだって財閥の跡取り息子で忙しいだろうしラムやAは宇宙人だから生活だって合わないんじゃないかしら?」
「うちはダーリンと一緒に暮らしてるけど問題ないっちゃよ?」
「ラムはそうでもあたるくんはきっと我慢してる事があるだろうし…ねっ?あたるくん」
「そうかそうかしのぶ!!俺と一緒に暮らしたいなら早く言えよぉ〜 なんなら今すぐにで「違うわよバカ!」
『ラム ダーリン大丈夫?』
「ふんっダーリンのばか。
しのぶなんかにちょっかいかけるからだっちゃ」
素早いビンタでしのぶによって床に沈められた諸星 に声をかけるがどうやら気絶しているらしくピクピクと魚みたいに動いていた。
「問題ありません。我が面堂邸には部屋も使用人も有り余っていますので!」
「だっちゃ?しのぶ。」
「……そう、」
「そろそろ暗くなってきますし使用人に送らせます。Aさんには屋敷の中を案内しましょう」
『またねラム 明日学校でね』
「ばいばーい!」
「あぁあぁあぁっAちゃんっ!Aちゃ〜ん!」
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居候の立場とは思えないくらい立派な部屋と メイド服の女性がAには与えられた。 お風呂もエステも服も全てやってくれるためどこかのお嬢様にでもなったようだった
なにかこまったことがあれば4つ離れた面堂の部屋に行くか、屋敷中にいる黒スーツかメイドに話かけるように言われた。
長い長いテーブルがある食堂で黒スーツに見守られながら豪華な食事を2人で済ませた後、Aは面堂の部屋を訪ねた。快く入れてくれた終太郎に礼を言い中に入るとやはりかなり広かった
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作者名:たまき | 作成日時:2022年8月9日 10時