はろー放課後 ページ6
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授業も終わり 面堂達が下校のため1階に降りた時には
もう既に迎えの車が学校前についていた
｢では行きましょうかAさん｣
｢おぅでは行きましょうか面堂くんや｣
くるりとAがいるはずの後ろを向いた面堂の前には相変わらずのあほ面 諸星が。
｢………なぜお前がいる？諸星｣
｢いやー！ラムの大事な妹が来たんだからお前が変なことしないように見張ってやらないとな、と｣
｢つダーリン!!うちの為にそんな心配してくれたの？｣
｢私も行っていいかしら面堂くん｣
にたあぁと笑みを浮かべた諸星に対し、額に青筋を浮かべた円堂だったが
『楽しみだねしゅうたろ』
｢…はい。そうですね｣
隣で笑みを浮かべるAに まぁいいか と思い直し車を乗り込んだ。
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面堂の家は金持ちなだけありやはり豪邸。
全身黒づくめのスーツのボディーガードがその辺におり
ついた途端 A以外からおぉー…と声が上がるほどだった
｢相変わらずすげーなここ｣
｢だっちゃ｣
｢さぁ行きましょう。どうぞAさん｣
『うん ありがとう』
｢面堂くん！私も案内して欲しいな｣
｢もちろんです。どうぞしのぶさん｣
腕を組み 先を歩く諸星とラム
Aをエスコートするつもりだったがしのぶが面堂の横に並んだため 円堂としのぶ
最後に少し下がってAの順で歩きはじめた
『……あ、お花』
みんなが進む方とは真逆に庭園のようなものがあった。
Aはふらふらと誘われる様に足を運び1人で花の匂いがする方へ向かって行った。
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庭園にやっぱり凄い数の花があって、所々に像もあった。
庭園の真ん中には噴水もあって鳥が休憩し来ていたのが見えた。 なんてあたたかいんだろう それに、なんて寂しい場所なんだろうと感想を抱き、Aはラムとは違い黄色のぽんわりした光を身に纏う様放出した
Aにはラムのように人を感電させることは出来ない、出来るとすると周りを明るくしたり温めたり、頑張っても光で目潰しするくらいしか出来ない。明るく人気のあるラムに対して自分はいつもどこか自信がなかったが花はいつも自分を必要としてくれる
Aから放たれる光を喜び、たくさん光合成出来るように身体をAに向け楽しそうに体を揺らして花の香りを返してくれるのだ。
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作者名：たまき | 作成日時：2022年8月9日 10時
