はろー仮宿 ページ5
＊
＊
＊
『ねぇねぇ、ラムは宇宙船じゃなくてダーリンの家に住んでるんだよね』
｢だっちゃ！｣
『私はどうしようかなぁ…せめて宇宙船を止められる場所があればいいんだけど』
さすがにラムとダーリンの邪魔をしたくないからダーリンの家に泊まる訳には行かない。まぁべつに空の上にとめておいて飛んできても良いんだけどね
｢いや、Aちゃん何を言うんだい。君と僕の仲じゃないかきみさえよければ是非僕の城へ、｣
｢えぇーい諸星貴様その手を離せ！｣
｢そうだっちゃ!!うちにはそんなのしないのに！｣
｢うわっよせラムッぎゃぁあぁぁぁー！！！｣
バリバリバリバリッッッと青い電撃を喰らうダーリンに
あらあらと口に手を当て微笑むA。
｢それならば僕の家へどうぞAさん。
僕の家は部屋がかなり空いていますし敷地もありますから宇宙船も止めることができます｣
『ほんとう？いいの？』
｢もちろんです。ラムさんに会いに行かれる時は車でお送りしますよ｣
キラッと輝く白い歯に高い背紳士的な態度 それにラムにも会いたい時に会える なんて素晴らしいんだろう
『ありがとうっしゅうたろー。貴方に会えてよかった』
ふわぁっと軽く跳ねて面堂の首に抱きついたAにクラスの女子から悲鳴が上がり、面堂には男子から盛大なブーイングが起こる
｢こらてめぇ面堂金にものいわせんじゃねーよ！｣
｢そうだそうだ！｣
｢面堂!Aちゃんは俺の嫁だぞ気安くさわるな！｣
｢ダーリンのお嫁さんはうちだっちゃ！！｣
｢…………｣
『しゅうたろー？』
｢気絶してないかあいつ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまき | 作成日時：2022年8月9日 10時
