はろー勘違い ページ31
*短め
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正直なところAは料理があまり得意では無い。
A達の星の食べ物は辛いのだがそれがどうにも上手くつくれない。味が薄かったり 何か足りなかったり…ラムが以前味見してくれた時は風邪をひいた時に食べる病人食ぐらい味が薄いっちゃ。と言われてしまった
ラムは料理が上手い。それはいとこのテンちゃんも言っていたことだし自分もそう思う
『(でも地球人の人の味覚ってやっぱり分からないな…ダーリン今までの辛い料理は嫌がってたのに今日はラムのカップケーキをすごく凄く喜んでいるし…)』
ほんとうはダーリン…
ラムの事大事に思ってくれてるのかな
「こ、これを……ボクに……」
『うん。私…ラムの違ってお料理あまり得意じゃなくて……教科書どうりに作ったからきっとまだ大丈夫な味だと思うんだけど』
味が無かったらごめんねしゅーたろう。と眉を下げたAの手から受け取った面堂は ありがとう ございます。とたどたどしく告げた後その場にひざまづきそのカップケーキを天へと掲げ、涙を流し、叫んだ。
「我がっっっ我が人生に一片の悔いなし!!!!!!!!」
「アホじゃなーあいつ……でもAちゃんの手作り羨ましい……しくしく」
「人間は顔じゃないっっっ金じゃないっっうぐっ…」
なんだかよく分からないけど、もしかしてすごく喜んでくれたのかもしれない。 そんなに大したものじゃないがじぶんがプレゼントしたものを喜んで貰えるのはやっぱり嬉しいと思った。
『私もしゅーたろうから貰えて嬉しかった。うれしい』
「くすんっ…よかった面堂さんが幸せそうで…」
「泣かないで。大丈夫 春は来年もやってくるわ 」
「うヴうぅっ若っっおめでとうございますっ……」
「あのー部外者は立ち入り禁止なんですけど…」
「いや僕ら若のボディーガードなもんで」
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作者名:たまき | 作成日時:2022年8月9日 10時