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はろー恋する乙女よ ページ29





『しゅーたろうって優しいし、顔も多分かっこいいし頭もいいし面倒見がいいし性格は穏やかで、恥ずかしがり屋つで可愛いし……私もしゅーたろうみたいな人をダーリンに出来たらいいなって思ってるよ』

「………ん?」
『?』

「面堂くんみたいな人と結婚したいの?」
『うん!』

「みたいな人なの?面堂くん本人じゃなくて?」
『どうしてしゅーたろうがでてくるの?』


「え?ちょっとまってくれない?A」
『??』
微妙に話が噛み合わないAに頭を抱えるしのぶだが、ぐっと顔を近づけて確信に迫った。


「面堂くんみたいな人と結婚したいなら、面堂くんは最高のAの結婚相手になる訳でしょ?それって結局面堂くんと結婚したい 面堂君が好きって事なんじゃないの」

『…………え、そうなの?』

「あたしが知るわけないでしょアタシが!!!!」


バンッと机を叩いたしのぶのせいで多少ヒビが入ってしまったがまぁ大丈夫だろう。それよりもAは自分がしのぶの言うとうり面堂を好きなのか考えることにした。

『(かっこいいし…優しいし……ボール鬼の時抱きしめられたのは安心した。 し、寝る前に一緒に本を読んだり勉強するのも楽しいし…この前顔が赤くなってたしゅーたろうは可愛かったし……う〜ん…)どうしよう…わからない』




「嘘でしょ…むしろ面堂くんと一緒に住んでるのになんで好きにならないのか理解できないだけど。ラムもだけどあんた達宇宙人の好みってどうなってるの」

「しのぶあんたそれ特大ブーメラン。」

友人がしのぶにツッコミをいれたと同時にラムの下準備がようやく終わったらしく カップケーキ達が一斉にオーブンにいれられた。





おまけ


『ねぇしのぶ。好きってどうなるの?ラムはドキドキしたり 胸が痛くなったりするって言ってたんだけど…』

「……独り占めしたくなったり、目が合うだけで幸せになったり 相手が他の女の子と仲良くしてたら悲しくなるの。 てかあんた本当に面堂くんの事好きか分からないの?」

『うん。 でもしのぶに教えてもらったから、そういう意味で今日からしゅーたろうの事見てみようかなって』


「や〜んあたしのバカ敵に塩送っちゃったじゃない!〜っA!私も面堂くんにアピールするから!アンタには負けないからね!」

『……うん、わかった。しのぶはダーリンのこともあるし…大変だけど頑張ろうね!』


「あんたそれワザと皮肉言ってるんじゃないの?!天然でそれ言ってるの!?」

はろー愛しのケーキよ→←はろー恋バナ



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作者名:たまき | 作成日時:2022年8月9日 10時

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