【うる星やつら】電光少女は花が好き (ページ15)

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はろードッジボールページ15

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グラウンドにはまだ男子生徒達は来ていなかった

『ラム髪くくってあげる！』
「やったー！次うちもうちも！」

時間が無いので簡単なものしか出来ないがポニーテールにしてその周りに小さな三つ編みから作ったお花を咲かせていくとあっという間に可愛らしい髪型になった。
直ぐに交代して今度はAが髪をくくってもらっていると急に目の前が抱きつかれた

「きゃっ、」
「Aちゃ〜〜ん！お待たせー！！髪の毛くくった姿も可愛いいね〜！！おっと……くぅうっ相変わらず見た目どころがスタイルも抜群かっっやっぱり今度デートに…」

ぽいんっわざとらしく諸星の腕が胸に当たったところで

「ダーリン！今うちの事可愛いって言ったけ？うち嬉しい！やっぱりダーリンは素直じゃないっちゃ！」
「げっラム!?えじゃあこっちがホントの……」

『はぁいダーリン』

目の前で抱き合う2人にひらひらと手を振ると
うそだぁぁぁあー！！っと崩れ落ちるダーリンを他所にラムは嬉しそうだった。

「Aさん」
『あ、しゅーたろう体操服本当にありがとうね』
「いえいえ良くお似合いですよ」
いつの間にか隣に現れた面堂が気安くAの肩に手を置き軽く引き寄せるが全く気にしていなかった。
昨日の今日ではあるが自分と面堂は結構仲良くなってきているのではないだろうか

『(しゅーたろうは何時まで私に敬語で話すつもりなのかな…星にはそんな人いなかったから少し慣れないなあ)』

『ねぇしゅーたろう。私しゅーたろうともっと仲良くなりたいから出来たら呼び捨てで敬語やめてくれないかな』

「え゛！？！」

『ラムとダーリンはそうしてるよね？お願い』

「おい今すごい落としたぞ面堂あいつ首大丈夫か」
「やっぱりあたると同レベルか」
正面を向いている身体とは別に首だけがぐりんっとAに向いた面堂に近くの男子生徒達がざわついている

「……わかりました、話し方はおいおいですが慣らしていきま、っいくようにする。……A」

『うふふっ嬉しいなありがとうしゅーたろう』
「っっっっっ」

嬉しさからかキラキラ舞出したAの光の粒子に限界が来たのか今度は身体ごとｸﾞﾘﾝｯｯと反対に回転すると「我が人生に一片の悔いなし!!!!」て叫んで涙を流し始める

そしてそれを見ていたしのぶが小さく

「やっぱりあたるくんと同レベルなのかしら…いやでも玉の輿だし少なくとも顔がいいわ。この差はでかいわよ」

と呟いた