【うる星やつら】電光少女は花が好き (ページ14)

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はろー体育ページ14

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「Aさんどうぞこれを」

『ありがとうまたあとでねしゅーたろう』

体育の授業の前に面堂から受け取った体操服には
当然【面堂】の名前が刺繍してあった。ラムやしのぶやほかの女子生徒と教室を移動して制服から体操服へ着替える

「終太郎の家はどうだっちゃ？」
『うん良くしてもらってるよ。何から何までお世話になってて悪いくらい…ダーリンはどう？』

「ダーリンったらあの後なんか拗ねちゃって地球人の気持ちが宇宙人に分かるかって言われたっちゃ。地球人の考えはわからないっちゃねー」

『それはダーリンの感情が繊細なだけじゃないの？
でもそんな言い方されると、うーん難しいね…。今度地球人のマネしてダーリンとしゅーたろうに地球人のことを教えてもらおっか』

たしか宇宙船に【ツノが柔らかくなる薬】があった気がする。あれは興奮してしまうとツノが元に戻ってしまうけれどツノが無ければ私達もかなり地球人に近づいて見えるんじゃないかな…

「ねぇA、ちょっといいかしら？」

着替えを済ませてグラウンドへ向かっている途中話しかけられた方を見るとチラチラとラムと自分をみるしのぶと目が合った。

『なぁにしのぶ』

「その…別に何か用があった訳ではないんだけど…」

『？』
「どうしたっちゃ？」

妙に歯切れの悪いしのぶに気をかけながら歩いていると意を決してAに話しかけたしのぶは「それって面堂くんの体操服よね？貸してもらったの？」と言葉を発した

『？うん』

「そう…やっぱりそうよね。
でもどうしてラムに借りなかったの？貴方達は双子なんだからラムのを借りたら良かったじゃない。わざわざ他の人のを借りる必要は無かったんじゃないの」

『？？？』

どうしてそんなことを聞くのだろう。と素直に思う。
地球人の常識では身内以外に服を借りてはいけないルールがあるのだろうか

「終太郎が自分から貸したんだっちゃ！文句があるなら終太郎に言え！」

「べ、別に文句なんてないわよただ聞いただけよ」

ふんっとAを軽く睨んで先にグラウンドに行ってしまったしのぶに何が聞きたかったのか全く分からずラムと顔を合わせた。

『しのぶ、どうしたの？』

「知らないっちゃ。けどしのぶの奴きっとヤキモチやいたっちゃ。終太郎とAが仲がいいから」

『？仲がいいとヤキモチやかれるんだね。
じゃたラムとダーリンも大変じゃない？』

「ダーリンったらすぐしのぶのとこにいくからうち心配だっちゃ」