【バイオハザード6】双子の吐息 (ページ9)

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08.感情ページ9

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シェリーと若干ピリピリしたままのジェイクと進めば広場になっていた。元は栄えていたのだろうか、廃ビルのようなものが沢山あり廃町のようにおもった

｢あっ！｣

『あら？』

｢っ！シェリー・バーキン合衆国政府の者です！｣

シェリーがBSAA隊員を見つけ話に向かったのでジェイクとAは少し離れた所で車にもたれて待つ事にした。
相変わらず様になってるねお兄ちゃんやかっこいぃー

『近くにいっても政府のわんちゃんにジロジロみられて罵声浴びせらるだけだもんね』

｢…｣

？？？お兄ちゃんや？

急にこっちをむいたかと思うと大きな体を屈めて大事そうに抱き締められた。見た目いかついけどやっぱり優しいよねやっぱりモテるよ貴方。
あとあれですかジロジロ見られたら恥ずかしいタイプ？なにそれギャップ萌えじゃん。あと首に顔埋められるとこしょばいです

『ワンちゃん達に見られて恥ずかしくなっちゃった？』

｢違ぇよばか｣
『あれれごめんね』
よしよしと背中を撫でると抱き締める力が更に強くなった

｢……お前を、もう絶対傷つけさせねぇから｣

あぁ、まだ気にしてくれ出るんだなぁと嬉しいような申し訳ない様な気分
『傷つくことなんかこれから先も沢山あるよ一々気にしてられない。でも傷ついた時にひとりぼっちは寂しいから』

ずっと一緒にいてほしいな。と小さく耳に届けると当たり前だろって返してくれるジェイクに安心する。
やっぱり私達は2人でひとつだから一緒に居ないとだめなんだ。私達多分ちょっとおかしいんだと思う。瞼にキスをしてくれるジェイクに安心して深く息を吐いた

私はきっと、ちょっとおかしい

でも、ジェイクもちょっとおかしいんだと思う。

私がジェイクに向けている感情と
ジェイクが私に向けている感情は同じだから

まだ言葉にはお互いださないけどいつかどちらかが口に出すときが来ると思う。それは本来兄妹に向けられるものじゃないのはわかってるけど

『それでもいい』
｢焦らなくていい｣

『｢どうするかはそれから考えよう｣』

それにこの曖昧な関係もなかなか楽しいしね。
恋人って付き合うまでが楽しいっていうよね多分あれあれ。まぁまだ若いしねことしか来年くらいにはハッキリさせないとはと思うけど

『5000万ドル手に入って、気が向いたら、また話したいことがあるんだけど』

｢奇遇だな俺もだ。気が向いたらな｣

いつもどうり機嫌よく鼻で笑ったジェイクに私もにへへっと笑い返した