【バイオハザード6】双子の吐息 (ページ5)

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04.交渉ページ5

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『私もジェイクも戦車くらい頑丈だからRPGでもワンチャン生きてるかな』

｢さぁな、……やっときたか｣

ジェイクは遅れてシェリーが小屋に入ってくるともう一度Aの顔を撫でてから手を離し、傭兵として雇う金額を提示するがシェリーはジェイクとAを雇いたいのではないと告げた。なんだか話が長くなりそうなので近くにあった木箱に座ってシェリーの話を聞く事にする

｢貴方達の血が欲しいの｣

『献血？』
｢わざわざ勧誘とはご苦労なこった｣

真剣な顔のシェリーに鼻で笑い返したジェイク。 Aにいつもする笑い方ではなく完全にバカにした笑い方だった

｢ちがうわ私達を襲ってきた連中はCウイルスという新種のウイルスに侵されているの。そして、貴方達が打った注射器にもCウイルスが入っていたのでも貴方達は変化しなかった。抗体があるからよ｣

｢…｣
『…』

咄嗟に2人して首に手をあてお互い目を合わせた。

なんてもん傭兵に配ってんのおネーサン、
私とジェイクも危うく目玉6こになるとこだったじゃん
ドーピングもいいとこよ？もう堪んねぇヒャッハーって皆なってるじゃん、抗体あってよかったぁ

｢敵はCウイルスで大規模なバイオテロを計画しているの！ワクチンが必要なの！貴方達の血が。｣

｢……｣

｢お願い協力して。貴方達のどうしても必要なのジェイク、A｣

懇願するシェリーに背を向け何か考える素振りのジェイクとばっちり目が合う。私はどっちでもいいよと視線を返すと口元だけで笑ったジェイクが頭をぽんぽんと撫でてくれた。いまのちょっとお兄ちゃんっぽかったね

｢4000万ドル。現金払いの分割払い無し。それで俺の血をやる｣

｢Aの血もいるわ｣

｢こいつは駄目だ｣

｢いいえ、Aの血も必要なの。｣

『いいよジェイク私は別に』
｢…………じゃあ5000万ドルだ。ただしこいつの血は100だけだそれ以上は認めねぇ｣

｢上に交渉してみるわ。｣

『(私の血…そんな大層な価値無いんだけどなぁ)』
過保護。

昔、自分とジェイクがまだ幼い頃。
お金が無くて治療もままならず母が無くなってすぐの頃に信頼していた上官にジェイクは裏切られたあの男はジェイクを裏切っただけでなくAにも酷い仕打ちをした。

結果ジェイクは人間不信になり異様なまでにAに対して過保護になった訳だ。

自分はもう気にしていないからそんなに気に病まないでもらっていいのだけど。