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14.墜落 ページ15





「貴方達ってほんとうに仲が良いわね。羨ましいわ」

『シェリーにはきょうだいいないの?』
「いないわ。一人っ子だった」


寂しそうに視線を落としたシェリーにもきっと何か話したくない過去があるのだと思う。私とジェイクがそうであるように、


ベリッッッ
『?』
「金が手に入るならもういらねぇだろ」

ジェイクによってぺしっと床にたたきつけられた 2枚の反ゲリラの証に私は うん と笑った


時だった





ヘリを大きく揺らす衝撃に椅子から投げ出され受身を取った

「なにっ!?」
「チッ嫌な予感的中だぜっ来るぞ!!」

『あわわわわわっ』



出入口のドアが吹っ飛び現れたのは さっき撒いたばかりの金髪が少し見える大男のB.O.W。不死身?不死身なの?


「5000万ドルのためだ ちょっとは働いてやるよ。いくぞA!」
『あいあいさー!』

弾は沢山ある。
何ヶ所かある出入口を行ったり来たりしながらヘリに手を突っ込み私とジェイクを捕まえようとしている。
まるで鳥かごの中にいる鳥の気分だけど、墜落する前にどうにかしないと


『ゲッホゲホッ』
「火災よ!!」

ついにはコックピットがやられ前方から炎が上がる
「隣のヘリへ飛び移れ!!!!」

「来いA!!」
『よいしょー!!』


隣のヘリまでだいぶ距離があるけど私達は問題無く飛び越える。 私、シェリー、ジェイク。 ……B.O.Wの順で

「最悪の展開だな!!」
『今年1番ついてないね!!帰ったら厄祓いしなきゃ』

追ってくるネオアンブレラの飛行機を墜落させながら金髪のB.O.Wの攻撃を避け弾を撃ち込み続ける
火の手が上がり あちらこちらから火薬の匂いがする



「墜落するわ!!パラシュートを!!」
「掴まれ!」
『ジェイクシェリー!!』


私達3人は雪山のはるか上空から投げ出された





















ぐわんっと揺れる脳みそと異様な寒気に目を開けると自分が地面に倒れているのに気がついた。
辺りには飛行機が墜落したことを教えてくれるように鉄の塊が燃えていて明るかった


『ぁ゛………っうそだ。 っさいあ゛くっっ』



軽く見渡した感じジェイクもシェリーも居ない。 いるのは腹にぶっ刺さったよく分からない鉄かなにかの棒のみ
それ程太くないにしろ抜けば血が出るだろうし自分で引っこ抜くのもなかなか根性が必要だった

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作者名:たまき | 作成日時:2022年8月8日 14時

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