立ち聞き ページ19
side_亜嵐
龍友「ふぁ〜疲れた、なんか甘いもん食いたない?」
涼太「いいね行こうか」
龍友「女子共も行くかなあ」
玲於「行きたがるでしょ、甘いもん好きじゃんあいつら」
玲於のいうあいつらはAのこと
Aめっちゃ甘いもの好きで
しょっちゅうスイーツ食べて太った〜って嘆いてる
亜嵐「呼んでくるわ〜」
龍友「頼むわ〜」
教室に残ってる女子組を呼びに向かう
教室に近づき入ろうとした時
何となく入っちゃいけない気がして
すっと身を隠す
「ねえ、実際のところどうなの?」
『なにがー?』
「好きな人とか?いないの?」
そこにはAと乃々華と璃、
そして同じクラスの女の子二人がいて
いわゆる恋バナってやつをしてて
入りかけた教室
俺の存在には誰も気づいてなくて
完全に入るタイミングを失ってしまった
『いないって〜この私だよ?』
「ええ〜もったいない、あんなにイケメンたちに囲まれてんのにね〜」
璃「まああいつらは男とかそういうの以前に友達だしね」
『そういうことよ』
「でもAと亜嵐くん、お似合いだって結構噂になってるよ?」
『うっそだ〜』
「実際私もそう思うし。付き合ってるって噂も聞いたことあるよ私」
『んも〜やめてよね!』
「好きじゃないの?」
『好きなわけないでしょ!ただの友達だって!』
聞こえてきたのはそんな会話
Aが俺のことを友達だと言ったそれだけのこと
そんなこと分かりきってたはずなのに
意味わかんないくらい心臓がズキズキして
ここにいられずに走って玄関に向かう
龍友「お、やっと来た
っておい、1人かよみんなは?」
亜嵐「ごめん今日俺パス、先帰るわ」
龍友「お、おぉ」
知りたくない
気づきたくない思いが
どんどん溢れてきて
もう誤魔化しきれなくなっていた
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りお(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年9月5日 18時) (レス) id: ee188c657b (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます!! (2018年7月16日 19時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えのき | 作成日時:2018年7月16日 12時