WayV Short Storys

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｢あ、なにするの…｣




戸惑うシャオくん。そんな姿も可愛い。

もっと私のせいで困って欲しい。




｢メガネしててもかっこいいけどさ、
メガネ取ったらすごくかっこいいね。｣


｢そ、そんなことないよ｣



途端に彼の耳が真っ赤になった。

そう言う私もさっきから心臓がうるさいし

マスクで隠れているけど、頰は熱っぽい。





｢ねえ、ここまで言ってもまだ分かんないの？
私が図書委員になった理由。｣


｢私、シャオくんのことが好きだから
図書委員になったんだけど？｣





私の告白に、かなり焦っている様子な彼。

両手で顔を覆っている。

仕草が私より乙女で、かわいい




｢Aちゃんが僕のことを好き…？｣


｢うん。好き。｣


｢うそだ…やばい。｣



さっきからずっと顔を見せてくれない。

その綺麗な顔、もっと見ていたいのに。





｢僕も好きだよ…Aちゃんのことが｣



待って。今とんでもない発言しなかった？



｢え？待って、シャオくん、
私のこと好きなの？｣


｢うん。｣




嘘だ。夢みたい。

シャオくんは私みたいな女の子じゃなくて

物静かな女の子が好きだと思ってた。

(私は良い意味でも悪い意味でもうるさいから)




｢信じられないんだけど……。｣


｢それは僕もおなじだけど。｣



まさかの展開すぎる。

優しく振られて終わりだと思ってた。







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