めんどくさくても、ヒーロー志望 (ページ2)

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「えー、お前らも三年ということで！！」

担任が、やたらとでかい声で黒板の前に立って話し始める。

「本格的に将来を考えていく時期だ。」

(『そっか、あと少しで受験か…』)

「今から配る進路希望のプリントを配るが皆」

ざわついてた教室が一瞬しずまる。

「だいたいヒーロー化志望だよね〜」

さっきまでいかつい声で喋ってた担任がさっきとは、うってかわって緩い口調で、そう言った。その瞬間静まっていた教室が「「「はーい」」」と一気に騒がしくなった。

そう考えている私だか、もちろん私もヒーロー志望なわけで、みんなと同じように手をあげる。

「うんうん、皆んないい個性だ。でも校内で個性発動は、原則禁止な！」

またもや担任が声を張り上げてそう言った。その時一人の男の子、爆豪勝己がこえを張り上げる。

爆「せんせー、皆んなとか一緒くたにすんなよ。」
　「俺は、こんな没個性共と仲良く底辺なんざいかねよ。」

と、まぁそんなことを言うと、周りから反感をかうのは当たり前で。

「そりゃねぇだろカツキ！！」

爆「モブがモブらしくうっせー！」

……なんか嫌な予感