Takuya side. ページ12
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ガキが家に来てから、一週間。
お互い、「拓弥」『A』と呼ぶことにした。
メンバーには従姉妹が家に居候してることにして。
鋭い、晃一とか海には怪しまれたけど。
「今日さー、夜ご飯なにがいい?」
『別になんでも』
「あのさ。そればっかで困るんだよね」
食べたいものは夜にならないとわかんねーし、Aは案外料理ができるから文句も言わない。
「今日もうどんにしてやる」
食材とか日常的に使う買い物以外、Aはほぼ家に居る。
今まではネットで買った服なども家にいることが少ない俺は届くのが遅くなったりして困ってたけど、そういう面では楽。
ただ、たまに絡んでくるのがだるい。
ガキってなんでこう話題が多いわけ?
大して外にも出てねーのに。
「あ、そうだ。今日、入院する前に泊まってた連れの家に荷物取ってくる。」
『りょーかい』
「多分、7時くらいには帰ってくると思うから」
『俺のが早いじゃん。夕飯は俺が作るからいいよ』
「わかった」
『じゃ、行ってくるから』
この家に来てから、Aが初めて用事で外出する。
正直、余命一年の女の子に何かするべき何だろうけど、嫌がりそうだし。
なにより、深入りしないって決めてる。
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貧乏ゆすり桃太郎はんオブザファイナル果汁50%入り - めっちゃ、続き気になります(σ≧▽≦)σしかも、面白いし!!カンペキの小説ですヽ(´▽`)/ (2017年10月17日 20時) (レス) id: 0d7a07602e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャータナ | 作成日時:2017年10月11日 5時