･黄色いスイセン(藤井 流星×神山 ○ 洋) ページ9
神山side
流星「神ちゃん、ごめん別れよ。」
それは突然の出来事やった。
でも流星が俺を愛してない事は薄々気付いとった。
「…ええよ、今までｯありがとうな流星。」
無理矢理笑顔を作ってみせる。
ホンマはもう、辛くて泣きそうでヤバイ。
でも、流星にこれ以上迷惑かけた無いし、
俺が重過ぎたのが嫌われた原因やから…
最後はせめていい彼女みたいに振る舞いたい。
流星「嫌いになったわけや無いねんけどな…
神ちゃんの愛は重過ぎてん。もう無理やわ。」
「せやんな。ｯホンマごめんな。」
流星「好きやったで。今までありがとうな。」
最後って分かってんのにさ期待してまうやん。
…そんなん言うなや。バカ流星。
でも分かってんで。過去形やったもんな。
俺の事もう愛されへんねやろ？冷めたんやろ？
いけるよ、分かってた事やし…
「流星…バイバイ。」
俺がそう言うと流星はもう一度ごめんと呟き、
俺に背を向けて行ってしまった。
途端に抑えていた涙が出てきて止まらなくなった。
「ｯ…りゅ、せぇー、ｸﾞｽｯ」
それでも流星を引き止めるなんて出来なくて
俺が愛した背中はどんどん遠ざかって小さくなる。
俺…そんなに重かった？ウザかった？
未練たらたらでこんな事思ってる時点でそうか。
俺、どこで間違ったんやろう。
俺らの気持ちはいつの間にかすれ違ってた。
俺は流星の為に出来る事は全部した。
料理やってしたし、他にも色々。
いや、束縛もしたっちゃしたし
よう質問責めもしたけど…ただ心配やったねん。
最初の方は、流星も俺愛されてんな。
嬉しいわ〜。って微笑んでくれたのに…
一体どこですれ違ってもうたんやろな。
なぁ、流星。
俺はまだ愛してる。諦められへんよ…
この感情は…一体どうしたらええの？
涙にしか変わらないこの虚しい愛情は
俺の頬をどんどん濡らしてゆく。
「好き…愛してんのｯりゅーせｯ…」
重くてごめん。
直すから、戻ってきてぇや…流星。
あぁ…こーゆう所も重いんやろな。
でもな、そんだけ愛してんねんで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みずき(プロフ) - きー。さん» いえいえ、素敵だなんてそんな…そう言って頂けて嬉しいです！またリクエストして頂けるとありがたいです！ (2017年5月4日 12時) (
レス) id: 9b631df159 (このIDを非表示/違反報告)
きー。(プロフ) - コメント遅くなりましたが、読ませていただきました！素敵な作品をありがとうございました(*´∀｀*) (2017年5月4日 10時) (レス) id: fe3d0e20cb (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - ちこさん» こんな感じでよかったでしょうか？またいつでもリクエスト待ってますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月7日 0時) (レス) id: 9b631df159 (このIDを非表示/違反報告)
ちこ - 自分でリクエストしておいて悲しい気持ちになってしまいました(T_T)ありがとうございました！ (2017年3月7日 0時) (レス) id: 590a50f763 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 桜大*さん» 分かりました！再度のリクエストありがとうございます！更新が遅れる事もあるかもですがこれからもよろしくお願いします！ (2017年2月10日 18時) (レス) id: 9b631df159 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みずすけ。 | 作成日時：2017年1月8日 2時
