天才美少年は和食料理人【DREAM!ing】【愛され】 (ページ5)

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4話ページ5

望月side

？3｢ってか、友達になっただけでお礼なんて＿｣

？5｢…チッ仲良しごっこかよ｣

？4｢え…｣

？5｢邪魔。道ふさいでんじゃねーよ｣

この道、20人くらいは横並びで通れそうな道だけど…

怜二｢ごめんね。気づかなくて…｣(´･ω･｀)

？5｢っ！/////別に…。｣

何やったんやろか……

東京の人は何を考えてるのか分からない…

？3｢謝らなくても良かったのに…アイツ、お金持ち特有の横柄な臭いがする。絶対、性格最悪だよ｣

？4｢…今のやり取りだけで、分かるのか？｣

？3｢へ？だってそう思わなかった？ムカツクやつーってさ｣

？4｢あれだけの会話じゃ、悪い人だって決めつけられない…｣

怜二｢俺はもそう思うよ｣ﾌﾌｯ

この人、笑った顔がわっぜか可愛い…

心臓がドキドキしてる……何かの病気か…？

？3｢うん、そうだね！やっぱりまずは、お互いをしっかり知らないとだよねー！というわけで、自己紹介だ｣

新兎｢俺は、新兎千里。舞台俳優とかやっちゃってまーす。よろしく｣

？4｢舞台俳優…凄いな｣

新兎｢ははっ、別にすごくないよー｣

怜二｢そう謙遜するな。本当に凄いことじゃないか、もっと自信を持つべきだと思うぞ｣

新兎｢/////あ、ありがとう…｣

怜二｢君は？今日ここにいるってことは特進生だろう？｣

？4｢あ、俺は＿＿｣

？1｢おい、そこの使用人｣

え？？

新兎｢あ！総理のイケメン息子！｣

針宮｢…いかにも、俺が現内閣総理大臣、針宮藤一郎の息子、針宮藤次だ｣

新兎｢わーお。イケメンってとこ謙遜とかしないんだ｣

針宮｢謙遜？今は、別に必要ではない場だろう。それより使用人。｣

え、俺の事見てるのか……？

さっきも『使用人』と呼ばれた気がしたのは、どうやら聞き違いじゃなかったようだ。

新兎｢君、彼の使用人だったの？｣

俺が無言で首を横に振ると、総理大臣の息子は微かに眉をしかめた。

針宮｢なんだ、使用人ではないのか？｣

？4｢うん｣

針宮｢それは失礼。みすぼらしい風体だったので、勘違いをした｣

怜二｢……総理の息子か何か知らないが、礼儀もわきまえていないなんて人としてどうなんだ｣

針宮｢なっ！？｣

怜二｢悪いと思ったならば誠意を持って謝るものだろう｣

針宮｢…すまなかった｣

？4｢いや…｣

何より、名前も知らない俺のために怒ってくれたのが嬉しかった…

俺は、何だか心が暖かくなるように感じた