恋心融解-ﾚﾝｼﾝﾕｳｶｲ- 2 (ページ1)

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最終話動き出した気持ちページ1

稜雅さんになら

言ってもいいと思えたから

全て話してみた

稜雅「Aさん、彼氏じゃなくてその男の子のことが好きなんでしょ？」

その男の子。佑亮のことだ

「私が佑亮を…好き」

口にしてみると驚く程それが実感できた

それと同時に今まで我慢してきたものが

開放されたように涙が溢れた

稜雅「今しかない青春なのに、本当に好きな奴に気持ち伝えないと後悔すると思うなあ
俺は。

自分に正直になってみてAさん」

稜雅さんのおかげで気づいた

稜雅「それに、その彼氏なら分かってくれると思う。話聞く限り俺の友達に凄く似てる(笑)」

海なら分かってくれる…

稜雅「今まで辛かったよね

よく頑張った。
Aさんが色々考えた結果そうしてきたんだもんな」

よしよしと頭を撫でてから

「ありがとう…ございます稜雅さん」

稜雅「大切な人が困ってたら助けるのが男だろ？」

「大切なひと？」

稜雅「そう、俺はAさんがすんげー大切なの。勝手に大切なの。(笑)」

「それって…」

稜雅「好きだよ。Aさんが」

「稜雅さんありがとうございます

そして、ごめんなさい。」

稜雅「わかってるよ。

ほら、俺もちゃんと伝えたんだから

Aさんも行ってこないと」

クスクスと笑いながら

そして耳を真っ赤にしながら

そういった稜雅さんは

凄く良い人なんだと思った

「ありがとうございます。私行ってきます！」

稜雅「おう。頑張れ！」

行かなくちゃ

佑亮のところに＿＿＿＿＿＿