私と愉快な仲間たち-ら運営【2】

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向かう途中に聞こえてきた声。

この聞きなれた声は間違えなく...


「はぁ？お前、誰。」


「だぁかーら！瀬戸口さんと何してたのって聞いてんのっ！土曜日デパートにいたでしょ？」


「だから何？別に俺の勝手やし。」


「瀬戸口さん私のこといじめてくるんだよねぇ...だから仲良くしない方がいいよ！って。」


「あーっそ。別にお前に関係ないから首突っ込まないでくれるかな。」


「それにねぇ、瀬戸口さんって親に捨てられたんだって！そんな人と仲良くしない方がいいよー？」


「お前性格悪いな。」


「ばどくんに言われたら褒め言葉だよ♡」







きょーさんとみゆちゃんだ。


みゆちゃんが言ってたのはこのことか...


それになんで親に捨てられたとか知ってんの？


なんで...



「あれ、瀬戸口さん聞いてたの？」


みゆちゃんが向かってきたことに気づかなかった。


「親に捨てられたとか変なこと言わないでよ」


「だってぇ見ちゃったんだもん。学校の資料のとこに！」


「可哀想だね〜捨てられるなんて！愛情もなしで育ったんでしょ？」




何も言い返せなかった。


本当のことだったから。






「お前ほーんと性格わりぃ」


「え、きょーさん？」


「あ、俺の弁当！はい、これAのべんと。間違えて悪かったな。」


みゆちゃんはこのやり取りをポカーンと眺めてる。


まぁ私もこの場面から逃げたかったし。



「2人って付き合ってんの？弁当間違えるとかどーゆーこと。」


「んー？俺ら家族やし。」

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