転入生は、いじわる野郎。2

ぐるぐる ページ15

Aside



今日から学校なの
昨日、リサちゃんと玲於くんが話してるの見て
なんか、モヤモヤしちゃって逃げちゃった
今日は、玲於くんと普通に話せますように

あ、玲於くん学校きた

玲於「おはよ、ちび」

A「玲於くん、おはよう」

玲於「寝坊しなかったんだ、えらいじゃん」

A「うん、なんかわくわくしちゃって」

玲於「俺は早起きだるすぎて行くのやめようかと思ったわ」

A「だって、学校あったら毎日玲於くんに会えるもん」

玲於「…今のは相当やばい。」

そう言って顔抑える玲於くん。

玲於「俺も、Aに会えるから学校頑張るわ」

玲於くん、なんでそんなこと言ってくれるの
私、嬉しすぎておかしくなりそう

玲於「お前、俺に会うのが楽しみで早く学校きちゃったの？」

A「なんか、わくわくしちゃって…」

玲於「やっぱお前遠足前の小学生確定」

A「違うもん、じぇーけーだもん」

玲於「JKって言ってんの？平仮名っしょ」

A「玲於くん、いじわる」

玲於「それでも会いたかったくせに」

A「もお、うるさいなぁ」

玲於「ふっ(笑)かーわい」

A「かわいくない…」

玲於「かわいい」

A「かわいくないって」

玲於「ううん、かわいい」

れ、玲於くんおかしくなった！？
そんなに言われたら私までおかしくなっちゃうよ

玲於「顔真っ赤ですよ、べびーちゃん」

A「暑いだけだよ」

玲於「何、照れてんの？」

A「照れてないよ」

玲於「目泳ぎすぎ」

え、私そんなに分かりやすいかな
その後玲於くん、私の頭ぽんぽんってして、言った

玲於「俺、好きな人いる」

A「え…そっか…」

玲於「いつか、教えるわ」

A「うん…」

玲於くんの好きな人って、誰？
きっと、私なんかよりもかわいいんだろうな
もしかして、リサちゃんかな
そしたら、リサちゃん喜んで付き合うよ



やだ、そんなのいやだ、絶対いや
その想いだけが、私の頭の中ぐるぐるしてた

席替え→←一条さん

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