復讐と恋とヨングク９ (ページ9)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:9,105 hit

★ユジンの家-１- ページ9

数日後、室長に許可を取り、私はユジンの家にやって来た。

室長は心配して、｢俺も一緒について行くよ。｣と言っていたが、急な打ち合わせで同行できなくなってしまった。

むしろ、自分だけの方が自由に動けて良いと思った。

｢何かあったら必ず電話しろ！｣

ヒムチャンさんとヨングクさんから貰った２つ携帯を持って行くように強要されて、渋々１つはバッグに１つは服のポケットに入れた。

あの私設マネージャーもこの家にいるのだろうか？

玄関では、ユジンの母が私を出迎えた。

くたびれた感じで年齢より老けて見えたおばさんは、派手な服を着て着飾っていた。

昔より若く見えるのは、お金の力で磨きをかけているからだろうか？

キョロキョロしながら、おばさんの後についてリビングへ向かうと後ろから声がした。

｢そんなに珍しい？｣

お嬢様の登場だった。